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2024年04月20日(土)
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日本ユニシス、PoCを円滑化させるAI関連キットとサービスをリリース

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日本ユニシス、PoCを円滑化させるAI関連キットとサービスをリリース

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「RinzaTalk」でプロトタイプ開発キットとPoC支援サービスを開始
日本ユニシス株式会社は15日、AI関連技術体系「Rinza」を用いた知的エージェント構築環境の「RinzaTalk」において、業務適用に向けたProof of Concept(PoC・概念実証)プロジェクトをスムーズに進めるための「RinzaTalkプロトタイプ開発キット」と「RinzaTalk PoC支援サービス」をリリースすると発表した。幅広い企業のAI活用をサポートする。

近年、さまざまな業種業態・規模の事業者において、ビジネスや暮らしに革新をもたらす推進力として、AIを活用することへのニーズが高まっている。とくに音声応答やテキストによるチャットボットコミュニケーションなど、知的エージェントの業務利用に向けた取り組みは活発に進んでおり、その有用性を見極めるべく、PoCプロジェクトの推進、検討を行う企業も増加している。

しかしその一方で、解決すべき課題の見極めやゴールの適切な設定、技術に関する理解、評価指標の定義方法など、計画段階から多くのハードルとなる考察事項があり、プロジェクトをスタートするまでに多くの時間やコストを要する点が問題となっている。今回リリースされたキットとサービスは、こうした状況とニーズを受けて開発されたものだ。

RinzaTalk
これまで諦めていた企業もAI活用の検討が可能に
「RinzaTalkプロトタイプ開発キット」は、知的エージェントに必要な「会話制御」、「自然言語解析」、「トークスクリプト管理」、「アクション制御」といった基本機能をセットにしたソフト。PoCで求められるプロトタイプ開発環境をひとまとめに提供する。

あらかじめ定義された作業項目にそって進めるだけで、迅速にプロトタイプ開発が行えるほか、稼働環境にはMicrosoftのクラウドプラットフォームである「Microsoft Azure」を用いているため、コスト的にもスモールスタートが可能になっているという。

自然言語処理で用いる辞書や会話スクリプトには、いずれもGUIを採用し、柔軟かつ容易なメンテナンスを可能とした。担当者のプログラミングにおける手間を軽減している。一問一答の検索型による応答だけでなく、会話意図や条件などを定義すれば対話型シナリオも簡単に実装できる仕様となっており、手軽に高度な構築が行える。さまざまなデータソースや業務サービスと連携するための機能も搭載しているため、柔軟な応用もしやすい。

一方「RinzaTalk PoC支援サービス」では、PoCのために計画・実施すべき作業プロセスと提供物をあらかじめ定義、プロジェクトの速やかな立ち上げと遂行を支援する。同サービスは「RinzaTalkアセスメントサービス」と「RinzaTalkプロトタイプ構築サービス」の2種で構成されるという。

「RinzaTalkアセスメントサービス」は、現状業務の概要や課題抽出、対応方針を検討するヒアリングや、導入にあたっての業務フローやシナリオ案作成、連携データと関連技術の選定といった「RinzaTalk」による具体的な実現検討、実行計画の作成までを支援するもの。

「RinzaTalkプロトタイプ構築サービス」は、先の「RinzaTalkプロトタイプ開発キット」を用い、技術検証や業務検証を実行するためのプロトタイプ開発をサポートするものになる。こちらのサポートでは、仕様検討ワークショップや実装方針の検討、実際の開発、導入および評価支援まで対応するとされる。

日本ユニシスでは「Rinza」の関連サービスで、今後3年間20億円規模のビジネス取引を見込んでおり、引き続きIoTやビッグデータ技術も合わせたAIの応用能力や実績を高め、優れたビジネスエコシステムの構築を目指していくとした。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

日本ユニシス株式会社 ニュースリリース(プレスリリース)
http://www.unisys.co.jp/news/nr_170915_rinzatalk.html

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