自動車製造ライン装置やロボットに利用
2023年11月20日、株式会社ニコンは、全個体電池を搭載したアブソリューションエンコーダ「MAR-M700MFA」を発売すると発表した。
この全個体電池を搭載したアブソリューションエンコーダは世界初であり、自動車製造ライン、産業用ロボット、工作機械など、FA向けに開発された製品である。
ロボットアームの回転変位量を測定するためのセンサーであるが、従来品よりも機能向上し、メンテナンスフリーを実現することで産業用機器の利用シーン拡大に貢献。
アブソリューションエンコーダの高機能化は必須
近い将来予想される労働人口減少と、それに伴う労働力の低下は急速に進むことが懸念されており、運送業、介護業界、製造業界などで深刻な問題になると予想されている。
これを見越して製造業界では、人ではなくロボットによる自動化が重要であると考え、様々な研究開発が進んでおり、アブソリューションエンコーダの高機能化、高精度化は必達目標。
今回はメンテナンスフリー化に成功したことで、更に省人化に貢献することで、将来懸念される人手不足にも対応可能となる。
(画像はプレスリリースより)
株式会社ニコン
https://www.jp.nikon.com/company/news/2023/1120_01.html