さらにスマートフォンへの切り替えをすすめる
NTTドコモが27日、ガラケーすなわち、スマートフォン以外の従来型、一般携帯電話端末における上位機種カテゴリー2種を、本年11月にも廃止し、中心をさらにスマートフォンへ移行させることを明らかにした。この方針で、年内にも取り扱い機種数の半分をスマートフォンにし、来年以降さらに割合を拡充していくという。
今回ドコモが廃止するとしたのは「PRIME(プライム)」と「PRO(プロ)」のカテゴリー。プライムは最新技術を搭載し、遊び心も満たす高機能端末を扱うカテゴリーで、プロはよりWebとの親和性の高いモデルを中心に扱ってきたカテゴリーだった。端末価格は5~6万円のものが中心を占め、販売台数としても3割程度を占めてきたという。
この2カテゴリーを廃止するが、一方比較的低価格帯で提供する、可愛らしさ、トレンドデザインを重視する「STYLE(スタイル)」と、中高年向けの「らくらくホン」カテゴリーは、継続される。
対するスマートフォンで細分化
このように従来型携帯電話はカテゴリー縮小されるが、一方のスマートフォンは扱いを増やすことに伴い、カテゴリー分類に関しても新たに設けていくという。より上位モデルや低価格モデル、コンセプトモデルなども登場してくると予想される。
加速するスマートフォン市場。高機能を備える従来型端末が廃止されれば、ドコモユーザーにおいて、より一層スマートフォンへのシフトが進むだろう。
NTTドコモ