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2024年04月20日(土)
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自分の腕がキーボードに!NECが新UIとして開発

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自分の腕がキーボードに!NECが新UIとして開発

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ウェアラブルグラス用のUIとして開発、腕が仮想キーボードに!
日本電気株式会社(NEC)は5日、ウェアラブルグラス用の新しいユーザインターフェース(UI)として、人間の腕を仮想キーボードにする「ARmKeypad(アームキーパッド)」を開発したと発表した。入力が必要な際に、適したキーボードを腕に表示させ、ハンズフリーによる効率のよい作業遂行を支援する。

近年、眼鏡型のウェアラブル端末であるウェアラブルグラスを、設備保全・保守点検や検品、在庫管理などを行う作業現場に導入し、業務の正確性・安全性向上や効率化の実現を図るケースが増えてきている。

こうした傾向は、今後さらに進行するものと見込まれるが、ウェアラブルグラスでの点検帳票表示やチェックをデジタル入力するシステムなど、データ入力面でのソリューションは未整備といえる段階で、ウェアラブル端末とは別にボタンやタッチセンサを搭載したハードウェアコントローラを取り出して操作するなどしなければならず、ハンズフリーが実現されるウェアラブル端末の特性が十分に活かされていない現状がある。

音声認識や、あらかじめ割り当てた動きで入力を行うジェスチャ操作による方法もあるが、これらの場合、作業環境が静かでなければならない点や、細かな入力の難しさ、正しく入力できたか判断しづらい点などが課題となる。

ARmKeypad
高速・高精度で入力できる、利用シーンに合わせたUIが腕に直接現れる!
そこでNECが開発したのが「ARmKeypad」だ。「ARmKeypad」では、ウェアラブルグラスとウェアラブルウォッチを連携させる新しい認識技術を用い、ユーザーである作業者本人の前腕に仮想キーボードを表示させて、まるで腕に直接キーボードやボタンを装着しているかのように、高速・高精度なタッチ入力を可能にする。

自分の手元に目をやるだけで、すぐに利用シーンにあった仮想キーボードが出現し、データ入力をスタートさせられるため、別にデバイスを取り出して手に持つといった動作は不要となり、作業を中断することなく、スムーズに業務を続行できる。動作の誤検出防止機能も搭載しているという。

仮想キーボードであるため、キーレイアウトは自由に変更・カスタマイズでき、腕として比較的大きなキーエリア配置が可能なスペースがあることから、さまざまな現場に応用しやすく、操作性にも優れる。

さらに自らの腕へのタッチ(振動)で入力を判別する仕組みであることから、作業者自身が接触・非接触を感覚的にしっかりと区別して認識、確認できる。ジェスチャ操作などに比べ、誰もが利用しやすい方法であるほか、確実性も高い。

NECでは今後、この「ARmKeypad」を用いたAR設備点検ソリューション、保守帳票管理ソリューションを開発し、製造現場を始め警備や流通、医療といった、ハンズフリー作業が効果的な業種・業務の現場へと提供、作業の効率化に寄与していきたいとしている。

なお「ARmKeypad」は、11月12日~13日に東京千代田区の東京国際フォーラムで開催される、NECグループの「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2015」で展示公開される予定となっている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

日本電気株式会社 プレスリリース
http://jpn.nec.com/press/201511/20151105_04.html

「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2015」について
https://uf-iexpo.nec/

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