SBT、Azure上のセキュアなクラウド型ファイルサーバー提供を開始ネットベンチャーニュース

SBT、Azure上のセキュアなクラウド型ファイルサーバー提供を開始

　2016年1月28日 10:15

利便性・安全性を担保！「FileServer on Cloud」の販売を開始

ソフトバンク・テクノロジー株式会社（SBT）は25日、MicrosoftのAzure上で利用できるファイルサーバー機能を提供、企業のクラウドファーストを支援する「FileServer on Cloud」をリリースした。利便性・安全性を確保し、新たなソリューションとして提供する。

これまで企業のファイルサーバー運用においては、ファイルのバックアップ作業や、保存容量の枯渇に対する監視、老朽化に伴う買い替え対応、残り容量が少なくなった際には、ユーザーにファイル削除を依頼するなど、多くの手間が発生し、情報システム部門にも、各ユーザーにも負担がかかるという課題があった。

一方で、クラウド上にファイルサーバーを設けることに対しては、ニーズはあるものの、標的型攻撃による情報漏洩など、セキュリティ面に不安を感じる企業も少なくない。そこで、ファイルサーバーもクラウド上でセキュアに運用できるよう、安全性を担保した「on Cloudシリーズ」5番目の製品となる「FileServer on Cloud」を発売することとしたという。

変わらぬ使用感で利便性・安全性をアップ！

「FileServer on Cloud」は、クラウドプラットフォームのAzure上で提供するものであるため、可用性が高く、保存領域の拡張も簡単に行える。各ユーザーの使用感も、従来のファイルサーバーと変わらず、違和感のない環境で快適に使いこなせるという。

また、これまでMicrosoft製品と独自のクラウドサービスを累計500社、80万ユーザーに導入した実績から培われたノウハウとソフトバンクとの協業により、これまでの使い慣れた操作環境を維持しながら、Azureに対してのセキュアな接続を実現しているそうだ。

クローズドネットワーク経由でAzureに接続し、高速でセキュアなファイルアクセスを可能とする「ExpressRoute」に対応しているほか、社内のActive Directoryと連携させることで、機密情報などへのアクセス権の制限設定・管理も行える。

24時間365日体制の運用・監視で、リアルタイムのウイルス対策、サーバー監視・通報、問い合わせ対応、簡易バックアップといったサービスを標準提供する。さらにオプションとして、Azure上へのAD複製構築や、ユーザーが使用可能な保存容量上限をあらかじめ設定する機能も用意している。

料金は、「FileServer on Cloud」と専用線接続サービス「ExpressRoute」定額100Mの場合で、初期費用が45万円、月額料金が容量1TBで21万円になる。以降、2TB、4TB、8TB、16TBのプランもある（価格はいずれも税別）。

（画像はプレスリリースより）