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2024年04月25日(木)
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NEC、まわりがうるさくても音声入力OK!雑音除去技術を新開発

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NEC、まわりがうるさくても音声入力OK!雑音除去技術を新開発

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雑音の多い環境下でも、快適にカーナビの音声入力操作が可能
日本電気株式会社(NEC)は18日、自動車走行中の雑音の多い環境下でも、音声による快適なカーナビ操作を可能とする雑音除去技術の開発に成功したと発表した。運転中をはじめとする、手が離せない状況下で欠かせないスマートデバイスへの音声入力において、ありがちな誤認識を防ぎ、精度を向上させることに寄与するものと考えられる。

NEC
(画像はプレスリリースより)

NECによると、今回開発した新たな雑音除去技術では、まず、雑音発生源の場所に合わせてマイクを最適配置、車内では、2つのマイクを前後に配置することで、雑音とユーザーの音声をより区別して拾いやすくしたそうだ。

そして、2つのマイクで拾った音声のうち、雑音に対して2段階での除去処理を実施。第1段階では、雑音の信号(波形)類似性の観点から、時間とともに変化する雑音も正確に判断し、主要な雑音を抽出・除去、つづく第2段階では、消し残った雑音をユーザーの声の波形相関を利用して除去するという。このような雑音の性質に応じた2段階での処理で、高精度な雑音処理を実現する。

また、雑音除去処理を行ったことで、音にゆがみが発生し、認識しづらくなってしまった音声に対しては、NEC独自の2つの音声モデルに基づき、話者であるユーザーの声を強調する技術も開発した。これは人が話す声の成分とその変化をモデル化し、音のゆがみに応じて適切な方のモデルを自動選択することで、正しく音声認識しやすい音へ調整する技術という。

従来の5倍の雑音にも対応!エアコンやオーディオの作動時も、窓を開けての走行時もOK
NECの発表によると、この新技術を用いることで、従来に比べ雑音が5倍多い環境下でも、正しく音声認識が行われるようになったといい、エアコンやオーディオが作動している状態での車内使用時や、窓を開けての走行中などでも、快適なカーナビ操作をかなえるとしている。

NECでは、社会ソリューション事業に注力するなか、音声技術の研究を進めており、とくに音声認識や雑音除去といった分野では世界トップレベルの技術力を有しているという。今後、今回開発した技術をより幅広い場面で応用できるよう、さらなる研究開発を行っていくとしている。


外部リンク

日本電気株式会社 プレスリリース
http://jpn.nec.com/press/201404/20140418_01.html

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