次世代型情報提供で広がるBeacon技術、アプリックスが展示会大規模実証実験で成功を収める

Beacon関連市場が急速な拡大と成長をみせている。アプリックスIPホールディングス株式会社（以下、アプリックス）は7日、同社の新型Beaconが7月3日および4日に開催された九州放送機器展での大規模実証実験に採用され、同実験を成功裏に終えたと発表した。

九州放送機器展は、九州最大の映像・音響・通信のプロフェッショナル展示会として開催されているもの。展示会場では、アプリックスの新製品「MyBeacon Pro MB004」を会場入口や出展社の各ブースをはじめとする約100カ所に設置。実証実験として、出展社情報やセミナー情報などの詳細情報を、来場者を検知し、そのスマートフォンにプッシュ通知するという次世代型の情報提供が行われた。

（画像はニュースリリースより）

これまでのGPSやWi-Fiを用いた情報提供方法では、屋内の狭いエリアでの案内が難しいといった課題があり、展示会における出展社情報やセミナー情報などは、主催者や各出展社によってそれぞれの場所でパンフレットとして配布されるのが一般的だった。だが今回の実証実験で、アプリックスのBeaconを活用し、展示会でのスマートフォンを用いたスマートな情報提供が可能であることが示された。

アプリックスでは、この大規模実証実験の成功という結果を受け、今後、さまざまな展示会やイベントなどでの採用を目指していく方針だ。Beaconの活用により、展示会やイベント会場での情報提供などが円滑かつ容易に行えるようになり、主催者、出展社、来場者のいずれにも利便性・快適性の向上をもたらすことができ、集客の拡大やイベントとしての活性化を図ることもできるとしている。

Beaconとスマートフォンの組み合わせによる新たな情報提供スタイルは、手間や紙資源の節約にもつながるだろう。今後の展開に期待したい。




アプリックスIPホールディングス株式会社　ニュースリリース
http://www.aplix.co.jp/?p=10272