iBeaconで近距離コミュニティを生成、主催者とオーディエンスを瞬時に繋ぐ
株式会社UXFは21日、iBeaconを活用し、近距離コミュニティを自動で生成するiOS向けアプリ「mate」(メイト)を、8月20日よりApp Storeにて提供開始したと発表した。アプリは無料で利用できる。
「mate」は、iOS 7標準搭載の「Bluetooth Low Energy」を用いた技術であるiBeaconを活用したアプリ。イベント主催者とオーディエンス(イベント参加者)を瞬時に繋ぐなど、近づくだけで人々を繋ぐことができるコミュニティ生成アプリとなっている。
Beaconモジュールを持ったイベント主催者に、「mate」アプリをダウンロードした端末を持つオーディエンスが近づくと、自動的に専用グループへの招待状が届き、「mate」内のグループとして繋がることができる仕組みだ。
グループ内においては、主催者がイベントに関する限定情報を配信したり、オーディエンス同士で写真を共有しシェアアルバムを作成したりすることができるほか、イベント参加記念のステッカーを配布したりすることも可能で、その場限りのイベントの一体感を高めることができるという。
(画像はiTunesプレビュー スクリーンショットより)
「近接チャット」やクラウドファンディングサービス機能なども実装予定
「mate」で自動作成されたグループコミュニティは、イベント終了後、その主催者が専用コミュニティとして、セルフプロモーションに活用していくこともできる。
これまでオフラインにおける個人のパフォーマーやイベント開催者が、その場で生まれた繋がりを記録したり、次の機会に活かしたりしていくことは難しかったが、「mate」とBeaconモジュールを組み合わせることで、これらが容易に実現されるものとなる。
UXFでは今後、この「mate」アプリにおいて、オーディエンス同士が自由に会話することのできる「近接チャット」機能や、クラウドファンディングサービスの「投げ銭」などの機能を実装していく予定ともしている。
なお「mate」は、新宿区主催の恒例となったアートイベント「新宿クリエイターズ・フェスタ」の公式アプリにも認定された。「新宿クリエイターズ・フェスタ」は、8月22日から9月7日までの開催となっている。
株式会社UXF プレスリリース
http://www.uxf.co.jp/index.php#release「mate」公式サイト
http://www.mateapp.jp/ios/App Store(iTunes) : mate
https://itunes.apple.com/us/app/tsunagaru-mate/