フリービット、警察署への緊急通報手段提供やオリジナルアプリの大幅刷新を発表

フリービット株式会社は11日、フリービットグループで展開するスマートフォンキャリア事業「freebit mobile」における格安スマートフォン「PandA」のオリジナルアプリケーション群を大幅刷新し、「PandA apps update“Fall 2014”」として15日より順次新機能の追加を行っていくと発表した。

機能追加を実施するのは、家族向け安心・安全サービス「PandAファミリー」、およびシンプルさが魅力の「PandAホーム」。シニアにもやさしいスマートフォンとして、さらに幅広く利用してもらうことを意識したアップデートとなっており、そうしたコンセプトにちなんで、敬老の日である9月15日からの提供開始を決めたという。なお全機能のリリースは10月初旬に完了予定とされている。

freebit mobileでは、通話は050のIP電話となる。そのため緊急通報が行えないことが心配だというユーザーの声が上がっていた。そこで今回、認められていない050からの緊急通報接続における回避処置・問題解決策の第1弾として、GPS情報をもとに通話位置を特定し、最寄りの警察署受付番号を表示する機能を追加することとした。

また健康管理が行えるライフログ機能のアプリ「PandA lifelog」を提供する。これにより各種センサー機能でライフログが自動的に取得され、日常の活動量や健康状態の記録を残すことができるという。まずデジタル万歩計機能が実装されており、歩数記録のほか、自分の体重を登録すると消費カロリーもチェックできる。「PandAファミリー」に登録された家族の活動量を保護者が確認したり、一定の活動量に対しアラート機能を設定したりすることも可能で、GPSと連動させて高齢者の「見守り」ツールとしても活用できる。

（画像はプレスリリースより）

見守りに活かせるものとしては、新追加の「Air Knock！」もある。これは“ゆるやかなつながり”の確認を可能とするアプリで、PandAをコンコンとノックすると、相手のPandAがノックした回数だけ振動とともにコンコンと反応する。こうしたノックというシンプルな動作を仮想で実現することにより、存在確認や簡単なコミュニケーションを可能とする。

「PandA」をデジタルフォトフレームのように「PandAホーム」と連携して簡単に使える「Digital Photoframe」も追加される。本体に保存された写真や、LINEで送られてきた写真などを映し出すことが可能で、端末購入時の箱に同梱されている部品を組み立てると、本体を立てかけるスタンドになり、まさにデジタルフォトフレームのように利用できるとしている。

なお、端末、ミドルウエア、オペレーションシステム、ネットワーク、クラウドシステムまでを垂直統合する要素であり、多彩な機能やサービスをシンプルに実装している、オリジナルのコア・テクノロジー群を「PandA CORE」と定義し、今後はそのアクセスを公開していくとした。これによってアプリ開発者は、Androidアプリの制限を超えた領域での新次元といえる開発ができるようになるとされている。




フリービット株式会社　プレスリリース
http://www.freebit.com/press/pr2014/20140911

freebit mobile　公式サイト
http://freebit.jp/