LINE対応のサービスを展開
日本郵便株式会社は27日、10月30日から販売を開始する2015年用年賀葉書に関する発表を行った。これまでにもSNSを活用し、住所が分からない人へも紙の年賀状を送ることができるサービスを展開してきたが、今年は新たに「LINE」と連携。「LINE」上の友だちにも紙の年賀状を届けることが可能となる。
LINEの友だちに年賀状を送りたい場合は、スマートフォン版「はがきデザインキット」でデザインを作成する。完成後、「LINEで送る」を選択肢、LINEアプリ上で宛先を指定すればよい。送付は国内、国外にかかわらず可能であるという。
また、LINEに日本郵便公式アカウントを開設する予定で、ここへ画像データを送信することにより、LINEキャラクターをデザインした年賀葉書を作成できるサービスも展開する。このサービスはLINE株式会社が提供している「LINEビジネスコネクト」を活用したものだ。
(画像はプレスリリースより)
「ハローキティ年賀」などでAR技術を初搭載
さらに今年初の試みとして、AR(拡張現実)技術を用いた「ハローキティ」のデザイン年賀葉書「ハローキティ年賀」の販売も実施する。日本郵便が発行する郵便葉書として初のAR対応となったもので、動画や写真撮影などのデジタルコンテンツを楽しむことができる。
「ハローキティ年賀」では、スマートフォンやタブレット端末などで、裏面に印刷された二次元コードを読み取ると、専用アプリがダウンロードできる。アプリを起動し、イラストにかざせば動画が再生されるほか、キティちゃんと写真撮影を行うことが可能だ。
この「ハローキティ年賀」以外でも、ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ株式会社と連携したAR対応サービスも展開するといい、キャラクターがあたかもそこに存在するかのように動き出すLiveAction ARによる動画コンテンツを楽しめる年賀葉書が実現する。
なお、今年で8年目を迎える年賀特設サイト「郵便年賀.jp」は、今年も年末年始の総合ポータルサイトとして展開する予定で、「知る」「買う」「つくる」「送る」の機能を搭載し、パソコン版とスマートフォン版の両方を10月30日に公開する。年賀葉書の商品紹介や、インターネット通販の予約申し込みが可能なプレサイトは、27日よりオープンされている。
日本郵便株式会社 プレスリリース
http://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2014/郵便年賀.jp
http://yubin-nenga.jp/index.html