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2024年03月29日(金)
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九州大と富士通、「富士通ソーシャル数理共同研究部門」を設立

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九州大と富士通、「富士通ソーシャル数理共同研究部門」を設立

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人の行動や心理とビッグデータを活用した数理技術の融合研究を推進
国立大学法人九州大学と富士通株式会社、および株式会社富士通研究所は12日、産業数学の研究所拠点として国際的にもその認知度を高めている九州大学マス・フォア・インダストリ研究所内に、3者の共同研究部門「富士通ソーシャル数理共同研究部門」を設立したことを発表した。

3者は共同研究により、それぞれの技術的な強みを生かして、精度設計者、サービス提供者、一般利用者など、関係する全ての人々にとって公平で納得性の高い社会システムを構築していくための数理技術開発を進めていく。今後、この「富士通ソーシャル数理共同研究部門」が産学連携拠点、および学際的研究活動拠点となり、社会的な受容性の高い制度・施策を実現するための方法論を開発していくことで、現代における社会的課題の解決に貢献していきたいとしている。

これまでの公共施設や流通システムなどにおいては、その制度や施策設計において、人間の行動や心理を的確に組み込めておらず、そのために利用者が思うように増えなかったり、想定外の行動で使い勝手が悪いものとなってしまったりといった課題が生じることがしばしばであった。同研究部門では、人間の行動や心理を明らかにする社会学的研究とビッグデータを生かす数理技術の融合と活用への研究を進め、こうした問題の解消を図る。

富士通ソーシャル数理共同研究部門
(画像はプレスリリースより)

社会システムモデリング、社会制度設計、社会制度評価の3技術について共同研究を推進
具体的には、農業における所得の増大、教育・学習効果の向上、人が集まる場所や交通量の多い場所での混雑緩和、都市における安全性の向上、エネルギー面での需給バランスの適正な調整、災害被害を軽減する防災施策などの社会的課題の適切な解決を目指す。

こうした広範な社会的課題の解決を図るには、マスとしての人々の行動や心理、サービス提供者と利用者の間のインセンティブなども考慮した需給バランスやトレードオフを考慮しなければならない。

そのためこの共同研究では、人間の行動や心理を数学的に記述し、社会システムのモデルを構築する「社会システムモデリング技術」、そのモデルを用いて適切な制度や施策を設計するための「社会制度設計技術」、設計した制度や施策が社会に与える影響を可視化し検証する「社会制度評価技術」の3点を主な研究内容とするという。

「富士通ソーシャル数理共同研究部門」には、九州大学マス・フォア・インダストリ研究所の専任教員および協力教員、富士通の技術者、富士通研究所の研究員がそれぞれ参加する。3者では、ここを研究拠点に実践的ソリューションの研究開発や人材育成を促進していきたいとしている。


外部リンク

国立大学九州大学/富士通株式会社/株式会社富士通研究所 プレスリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2014/09/12.html?nw=pr

九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 ホームページ
http://www.imi.kyushu-u.ac.jp/

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