いざというときに備える！「全国避難所ガイド」アプリが大幅バージョンアップで登場

一般財団法人日本気象協会とファーストメディア株式会社は14日、スマートフォン向けの防災情報アプリである「全国避難所ガイド」の最新版、Ver.5.0をリリースした。同日よりiPhone版の提供が開始されており、Android版は後日対応となる予定だ。

「全国避難所ガイド」は、無償提供されている緊急時の避難用ナビゲーションアプリ。全国の自治体が定めた災害時における避難所や避難場所のデータを約12万件収録しており、ユーザーの現在地周辺にある避難所を検索して、徒歩や車でのルート案内を行ってくれる。給水拠点や医療機関等の情報も収められており、いざというときに役立つアプリだ。今回のVer.5.0では大幅なバージョンアップを施し、ユーザーインターフェイスも刷新、各種機能強化が図られた。

（画像はニュースリリースより）

最新版Ver.5.0の「全国避難所ガイド」では、アプリを起動させると同時に、現在地周辺の避難所検索が行われる。特別な操作を必要とせず、誰でも手軽に利用可能だ。検索結果の情報は、位置情報及び国土地理院の地図情報とともにキャッシュされ、オフラインでも利用できるという。

地図は全画面に表示され、標高を確認するなど、国土地理院のさまざまな地図に切り替えて活用することもできる。また、ARカメラ機能にコンパス機能が追加され、避難所や自宅の方向を分かりやすく示してくれるようになった。このコンパス機能はオフラインにも対応している。

エリア情報ページでは、現在地の気象情報やTwitterライフラインアカウントの表示などといった防災情報の提供がなされるほか、その地域の自治体ホームページも案内される。

これまでも現在地や避難所から、Googleパーソンファインダーの安否登録・検索を行ったり、災害用伝言板（web171）を利用したり、「J-anpi安否情報まとめて検索」から安否情報を確認したりすることが可能だったが、こうした安否登録・確認機能を強化し、家族グループでの検索も可能となっている。




一般財団法人日本気象協会　ニュースリリース
http://www.jwa.or.jp/news/2014/10/post-000434.html