多様なサービスをつなぎスマホ価値を倍増！「Syn.」構想始動ネットベンチャーニュース

多様なサービスをつなぎスマホ価値を倍増！「Syn.」構想始動

　2014年10月17日 22:00

KDDIら12社で「Syn.alliance」設立

KDDI株式会社は16日、同社を含むインターネットサービス企業の12社で、各社の展開するサービスを連携させ、スマートフォンの価値を倍増させる「Syn.（シンドット）」構想を発表、その実現を目指す連合体として「Syn.alliance（シンドットアライアンス）」を設立することを明らかにした。

この「Syn.alliance」に参画するのは、株式会社アイスタイル、株式会社AppBroadCast、株式会社ウェザーニューズ、株式会社ジョルテ、株式会社ナターシャ、株式会社nanapi、株式会社ナビタイムジャパン、株式会社はてな、株式会社VASILY、株式会社ビットセラー、株式会社ルクサの11社とKDDI。ニュースや音楽、地図・交通系、ファッションなど、各社のサービス領域は多岐にわたる。いずれもそれぞれの分野で多くのユーザーを獲得しており、各社サービスの合計月間利用者数は、4,100万人に上るという。

「Syn.」は、新しいモバイルインターネット体験を創出する“中心のないポータル”としてイメージされており、従来ばらばらに存在していたサービスをつなげ、利便性を高めることを目指している。各サービスが連携することで、これまでになかったシナジーを生み出し、日々利用するウェブの、スマートフォンの価値を倍増させていくとしている。

まずは「Syn.menu」と「Syn.ad」をスタート

16日からは第1弾サービスとして、「Syn.menu（シンドットメニュー）」と「Syn.ad（シンドットアド）」の提供が開始された。「Syn.menu」では、ユーザーが各社から提供されている13のサービスを、共通のサイドメニューからシームレスに利用できるものとした。ひとつのサービスを利用している際に、サイドメニューから他の参加企業のアプリやサービスへ、ダイレクトに切り替えることが可能となっている。

「Syn.ad」は「Syn.menu」内に表示される新広告メニューで、多くのユーザーが接触することとなる「Syn.menu」で、コンテンツの妨げになることなく、スマートフォン史上最大級の広告サイズでPR活動を展開することができるものという。

なおこのほかに「Syn.notification」についても発表されており、これは「Syn.」内の各サービスにおける新着情報を知らせる機能になるとされている。これにより、ユーザーは「Syn.」内のどのサービス上にいても、他のサービスの新着情報をタイムリーにチェックすることが可能になる。

「Syn.alliance」では、今後もさらなるサービスの提携や、各サービス間の連携を強化した新サービスを進めていく予定としている。