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2024年03月29日(金)
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NEC、ものづくりを守る!世界初の「物体指紋認証技術」を開発

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NEC、ものづくりを守る!世界初の「物体指紋認証技術」を開発

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製品表面の微細な紋様を瞬時に識別!
日本電気株式会社(NEC)は10日、工業製品などの表面に自然発生する微細な紋様をもとに、その個体を識別する「物体指紋認証技術」を開発したと発表した。人間の目では判別できないレベルの製品における固有の紋様を認識し、あらかじめ登録していた画像データと照合することで瞬時かつ高精度に個体を識別できるという。この技術は世界初のもので、トレーサビリティや真贋判定、製品の品質管理などで広く活用できると期待される。

これまで、こうした個々の製品を識別・管理するためには、バーコードやICチップ、ホログラムシールなどの識別用タグを取りつけたり、特殊加工を本体に施したりといった特別な手段が必要だった。しかしこの「物体指紋認証技術」を用いれば、金属やプラスチック製品・部品の表面に、製造ラインで自然に発生する微細な紋様のみで識別可能であるため、コストや手間、時間を大幅に節約できる。

この細かな紋様である物体指紋は、たとえ同一の製品でも、人の指紋と同じように全て異なり、意図的な加工では対応困難なものであることから、低コストかつセキュアに製品個体や製造元を正確に識別できるという。

物体指紋認証技術
クラウドを介して照合、スマホやタブレットで手軽に利用可能
事前に登録したデータとの照合は、クラウドを介して行う。一般的なスマートフォンやタブレット端末のカメラ部分に、専用のアタッチメントをつけて撮影するだけで利用できる「特徴抽出技術」とあわせて開発されており、特別な分析装置や専門知識・技術を要しない点もポイントとなっている。

手軽にいつでもどこでも製品を識別・認証できる技術で、NECでは、流通トレーサビリティにおける製品保証の信頼性向上やプロモーション展開、ブランドを保護する真贋判定、識別用タグやシリアルナンバーを付けることが困難な小部品までも含めた部品管理・保守作業管理など、多岐にわたる業種で活用できると説明している。

今後、同社が注力する社会ソリューションのビッグデータ事業におけるサービスとして実用化を進めていく方針で、11月20日~21日に東京国際フォーラムで開催するNECグループの「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2014」においても展示・紹介するとした。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

日本電気株式会社 プレスリリース
http://jpn.nec.com/press/201411/20141110_01.html

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