スマートコミックサービス「comico」が出版事業に参入、新レーベルを立ち上げ

NHN PlayArt株式会社は7日、同社の提供する無料スマートコミック＆ノベルサービス「comico（コミコ）」において、新たに出版事業を開始すると発表した。オリジナルレーベルとなる「comico books」を立ち上げている。

この新たにスタートさせる出版事業は、「comico」上で連載する作品の書籍展開を加速させる目的で実施するもの。第1弾として「comico」連載中の『傷だらけの悪魔』（作者・澄川ボルボックス）、『パステル家族』（作者・セイ）、「和おん！」（作者・りょく）の3作品をコミックス化する。これら3タイトルの作品については、株式会社双葉社に販売委託するかたちで出版し、10月10日にリリースするという。

3作品はいずれもB6判版のオールカラーでコミックス化される。価格は740円（税別）となる予定だ。NHN PlayArtでは、同様のかたちで10月以降、毎月12日を基本発売日に定め、3～5作品を出版していく方針としている。

また、これまでに出版許諾のかたちで出版された『ReLIFE』（株式会社アース・スター エンターテイメント）や、『ネト充のススメ』（株式会社KADOKAWA）などのタイトルについては、引き続きそれぞれの出版社を通じて販売していく。

こうした出版許諾形式での新規タイトルにおける出版も引き続き行っていく予定で、オリジナルレーベル「comico books」から出版する3作品と同日の10月10日には、アース・スター エンターテイメントから『いつでもイヅル荘』（作者・とよのきつね。）、『らぶコン！ -Love Connector-』（作者・柚子ゆ）の2作品が発売される。

10月10日発売の「comico books」3作品、アース・スター エンターテイメント発売の2作品をあわせた計5作品は、8月7日より全国の書店およびAmazonで予約受付を開始した。

「comico」は2013年10月31日にリリースされたスマートコミック＆ノベルサービス。1,000万ダウンロードを突破するまでに成長し、2015年7月31日現在で151の公式マンガ作品、51の公式ノベル作品を提供している。NHN PlayArtでは、この「comico」を通じ、引き続き豊かな才能をもつ新たな作家の発掘と作品発表の場の提供に努めていくほか、作家の収入機会を拡大する取り組みを推進していくとした。

（画像はプレスリリースより）




NHN PlayArt株式会社　プレスリリース
http://www.nhn-playart.com/press/index.nhn8650134