クラウド会計ソフトの「freee」、経費精算と給与計算の連携機能を発表

フリー（freee）株式会社は17日、同社の提供するクラウド会計ソフト「freee」における経費精算機能と、クラウド給与計算ソフト「freee」の給与計算機能を連携させたと発表した。フリーによると、中小企業向けのサービスソフトとして、経費精算と給与計算の連携が実現したものは、これが国内初になるという。

一般的な中小企業では、経費申請があるごとに、経理担当者がその精算額を銀行口座に振り込んでいるケースが多く、その都度、振込手数料が必要となっていた。このコストは、従業員100名程度で毎月平均2回の経費精算があったとして、一般的な手数料で計算すると、年額100万～200万円程度にもなる。

今回リリースされた連携機能を用いると、経理担当者が従業員から申請のあった経費を、クラウド会計ソフトの「freee」上で承認しさえすれば、その経費精算額をワンクリックで該当する社員の給与額にも反映できるようになる。

そのため、事業主は毎月の給与と経費精算額をまとめて処理し、振り込みを完了させることが可能となり、従来発生していたその都度の振り込み作業における手間や手数料を大幅にカットできるという。

また、ワンクリックというシンプルな操作でデータが反映され、給与を支給するだけで、該当従業員に経費精算額も支払われる仕組みとなることから、支払い忘れや支払うべき従業員の取り違えといったミスも未然に防ぐことができるとしている。

フリーでは、今後もバックオフィスの最適化と、クラウド完結型社会の実現をコンセプトに、スタートアップ企業をはじめスモールビジネスに携わる人々の創造的活動を支援していきたいとした。

（画像はプレスリリースより）




フリー株式会社　プレスリリース
http://www.freee.co.jp/news/4382.html