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2024年03月29日(金)
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2世紀に書かれたものも!NTTデータがバチカン図書館文書を電子化

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2世紀に書かれたものも!NTTデータがバチカン図書館文書を電子化

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約8万冊、4000万ページにもおよぶ文献を電子化!
株式会社NTTデータは20日、カトリック総本山バチカンのバチカン図書館とのあいだで、同館に所蔵されている2世紀から20世紀までに書き残された手書き文献のデジタル化および長期保存を目的とした事業における初期契約を締結したことを発表した。将来的には、バチカン図書館がもつ約8万冊、約4000万ページにもおよぶ貴重な人類歴史遺産ともいえる文献のすべてをデジタル化し、公開していくという。

初期契約として、まず3000冊の手書き文献を4年間でデジタル化することを決めており、受注費用は約23億円。日々劣化の進む貴重な文献を、高精細なデジタルデータとして長期保存できるものとし、広く公開することで、学術的・文化的な利用価値を高めていきたいとしている。

バチカン図書館
電子化された貴重な文献遺産はネット上で公開
バチカン図書館は1448年にローマ教皇ニコラウス5世によって設立された、世界最古の図書館のひとつとされているもの。今日に至るまで、世界中から数々の関連する貴重な文献を収集・保存しており、現在の蔵書数は110万を超えるといわれている。

この膨大な蔵書のなかには、マニュスクリプトとよばれる貴重な1点物の手書き文献が約8万冊あり、これらには美しい装飾が施された「装飾写本」といわれる美術的価値も高いものから、当時の歴史や法律、哲学、科学、神学について著された研究的価値の非常に高いものが含まれている。

しかし、2世紀に書かれたものなどもあり、とくに15世紀、グーテンベルクによる活版印刷技術が誕生する以前の羊皮紙やパピルスに書かれたものを中心に、厳重な保存管理下にあっても、経年による劣化から、いずれ解読不可能となることが危惧されていた。

そのため、バチカン図書館はデジタルアーカイブ技術により、後世への永続的な文化の継承を図ることを決断。日本の国立国会図書館のデジタルアーカイブシステムの構築や、デジタルアーカイブサービス「AMLAD」(アムラッド)の提供などで実績とノウハウを有するNTTデータに白羽の矢が立った。

この事業でデジタル化した各種文献は、バチカン図書館のWebサイト上で高精細画像データとして公開していく予定とされている。


外部リンク

株式会社NTTデータ ニュースリリース
http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/

バチカン図書館 公式サイト
http://www.vaticanlibrary.va/

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