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2024年03月29日(金)
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ISIDとクウジット、東京国立博物館公式ガイドアプリに3つの屋内測位技術を実装

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ISIDとクウジット、東京国立博物館公式ガイドアプリに3つの屋内測位技術を実装

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「トーハクなび」最新版で対応、国内初の常設導入
株式会社電通国際情報サービス(ISID)とクウジット株式会社は15日、東京国立博物館の公式ガイドアプリである「トーハクなび」において、新たにBluetooth Low Energy(BLE)を用いた測位技術を実装したと発表した。

これで、従来より採用されている2種類のWi-Fi測位と合わせ、3つの屋内測位技術による位置連動機能を実現させたことになる。発表によると、BLEとWi-Fiを組み合わせた屋内測位インフラを常設導入するのは、国内初の試みとなるそうだ。新機能は同日リリースの「トーハクなび」最新版(V.2.0)で対応している。

東京国立博物館
(画像はプレスリリースより)

「トーハクなび」は、東京国立博物館綜合文化展を巡る複数の見学コースを紹介するために作成された公式ガイドアプリ。「トーハクなび共同研究プロジェクト」の一環として、同館来館者の鑑賞体験をより豊かなものとするために開発された。先端技術を身近に体験しながら、展示品の鑑賞をより深く行えるさまざまな機能を順次提供している。iOS版、Android版がいずれも無償提供されている。言語対応は日本語および英語。

東京国立博物館では、このアプリを用いて、本館2階のコースで、屏風や絵巻など比較的大きな作品が展示されたエリアを展示室ごとに解説するガイドと、展示ケース内に1m程度の間隔で並んでいる作品を種別ごとに解説するガイドを、ユーザーの位置に連動して出し分けている。従来、Android版のみ実装となっていた機能だが、BLEの採用によりiOS版でも提供可能となった。

より高精度、スムーズに鑑賞体験をサポート
新たに実装したBLEを用いた測位は主にiOS版向け。クウジットが試作開発したBLEビーコン発信機と、アプリ内に搭載する屋内測位モジュールから成る。信号出力の調整によって、約1m~5m粒度までの測位が可能で、展示室ごとの入室検知、および展示品種別ごとの識別に利用される。

Wi-Fi測位技術「PlaceEngine/Place Sticker」は主にAndroid版向け。クウジットが商用展開を行っている「PlaceEngine」と、ISIDが研究開発中の近接領域屋内測位技術「Place Sticker」を連携させた技術で、展示室ごとのガイドと展示品種別ごとのガイドをスムーズに出し分けることを実現する。


外部リンク

株式会社電通国際情報サービス/クウジット株式会社 プレスリリース
http://www.isid.co.jp/news/2014/0415.html

東京国立博物館 「トーハクなび」について
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/

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