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2024年04月20日(土)
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「Adobe Creative Cloud」がメジャー級のアップデート

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「Adobe Creative Cloud」がメジャー級のアップデート

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クリエイティブ系ソフト・アプリがより使いやすく便利に!
アドビシステムズ株式会社は22日、「Adobe Creative Cloud(CC)」について、これに含まれるツールとサービスのメジャー級アップデートを開始したと発表した。主力アプリへの新機能追加やCC全体のパフォーマンス向上、連携の強化、高品質ストック素材であるプレミアムコレクションの追加を含んだ「Adobe Stock」のアップデートといった内容が含まれている。

まず「Adobe Stock」と「Creative Cloud」の連携強化が図られた。他のストックサービスを用いるよりも、効率性は最大で10倍高まるといい、5,500万点以上のロイヤリティフリーな高品質写真、ビデオ、イラスト、グラフィックスを提供する「Adobe Stock」で新機能が追加搭載された。

1つには、「Adobe Stock」とアプリとの連携強化で、ユーザーはワンクリックしさえすれば、「Adobe Stock」サイトから任意の画像・ビデオコンテンツを選択し、クリエイティブキャンバス上の配置できるようになった。アプリ内購入機能も拡張され、「Adobe Photoshop」からワンクリックで直接ライセンス購入を行うことも可能となっている。

また「プレミアムコレクション」として、初のプレミアムコンテンツサービスがスタート。大手広告代理店や出版社レベルの高い品質基準に合致する、厳選された画像約10万点が提供されている。

さらに、クリエイターの収益化支援として、「Adobe Lightroom CC」や「Adobe Bridge CC」、「Photoshop Fix」、「Photoshop Mix」のモバイルアプリなどから直接自身の作品を提供し、「Adobe Stock」で手軽に展示・販売できる体制を近日中に整えるという。

素材提供者(コントリビューター)向けのポータルサイトも近日公開予定で、作品を検索されやすく、発見してもらいやすくする自動タグ付け機能を搭載して提供し、キーワード作成に手間をかけなくても、容易に収益化できるようサポートするとしている。

AdoveCrativeCloud
「Photoshop CC」なら、顔立ちのゆがみ調整も簡単!
CCの新機能として、画像編集ソフトの「Photoshop CC」では、キャンバスを回転させたり、オリジナルの画像サイズ以上に拡張させたりした際に生じる空白部分を自動的に適切なコンテンツで埋め、不自然感のない仕上がりを実現する切り抜きの機能や、「顔立ちを調整」する機能が加わった。

顔立ち調整は、ゆがみフィルターに新規追加された「顔ツール」で、顔のプロポーションを保ったまま、目や口といった個々のパーツの大きさや位置をパラメータで調節、加工・修正がきわめて簡単に、自然な美しさを引き出すかたちで行えるものとなっている。

また、「マッチフォント」機能が登場し、最新のフォント認識テクノロジーで、画像形式のファイル上に描かれている任意の文字範囲を選択すると、フォントの種類を判別し、システム内にインストールしてあるフォントやAdobeの「Typekit」の中から、似たフォントを探し出し、候補として提示してくれるようになった。

フォントメニュー表示は4倍に、コンテンツに応じた塗りつぶしのパフォーマンスは3倍にとそれぞれ高速化も図られ、全体の生産性も向上している。ほかには、選択範囲とマスク作成を実行できる独自のワークスペース「選択とマスクのワークスペース」も追加された。

あらゆるクリエイターの課題に対応!制作現場の生産性を最大化
ドローソフトの「Adobe Illustrator CC」では、ワンクリックでアセットを複数のフォーマットや解像度で高速に書き出すことが可能になり、利便性が向上した。書き出しはアセット単位のほか、アートボード単位でも実行できる。

「Adobe After Effects CC」では「Character Animator(プレビュー版)」により、現実の演者による台詞や演技をアニメーションキャラクターに同期可能だ。「Adobe Premiere Pro CC」には「Virtual Reality機能」でVR編集機能が追加され、コンテンツプレビューで「フィールドオブビュー」モードを選択できるようになった。「Adobe XD(プレビュー版)」は、今回ドイツ語、フランス語、日本語への対応を完了している。

モバイルとデスクトップをシームレスに使いこなせる連携強化も進み、生産性が向上。新規追加のコラボレーション機能では、チームでのコラボを実現させるとともに、権限レベルを制限して使える読み取り専用の「Creative Cloud Libraries」を含むものとした。

「Creative Cloud Libraries」は、ブランドイメージに合ったキャンペーンを一貫して実現するためのデジタルスタイルガイドとして機能するほか、ライブラリとファイルの管理が容易になるアクセス権限付与が行える。パネルも刷新され、検索フィルターを使ってコンテンツのアセットを素早く検索、選択できるものともなった。

CCエンタープライズ版では、企業の制作チームが協力してプロジェクトを遂行する際に便利な、読み取り専用「Creative Cloud Libraries」、フォルダーやファイルのアーカイビングおよびバージョニングといった新機能が提供開始となる。「Adobe Stock」のエンタープライズ版では、プレミアムコレクション、高度検索機能、より柔軟な支払いプラン、ワンストップでの「Enterprise Dashboard」によるストック画像とビデオのライセンス管理機能の提供をスタートさせるという。

CCデスクトップアプリのアップデートは、CCメンバーであれば、すでに無償でダウンロードし、利用可能なものとなっている。アドビシステムズでは、今回のリリースで、CCはあらゆるクリエイターのためのワンストップショップ実現に一歩近づいたとし、今後もより良いソリューションを提供していきたいとした。


外部リンク

アドビシステムズ株式会社 プレスリリース
http://www.adobe.com/jp/news-room/20160622

「Adobe Creative Cloud」
http://www.adobe.com/jp/creativecloud.html

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