キヤノンITS、メール無害化サービスを今秋より提供

キヤノンITソリューションズ株式会社（キヤノンITS）は7日、同社が提供するクラウドサービスの「GUARDIAN セキュリティ サービス」において、新たに「メール無害化 サービス」を追加、今秋より正式提供を開始すると発表した。近年、被害が広がる標的型メールへの対策として提供し、外部からの受信メールを無害化するシステムを、低コストかつ短期間で導入できるようにする。

さまざまな企業や団体において、標的型メールの被害による個人情報漏洩問題が多発しており、現場での訓練やウイルス対策も進められているが、手口も巧妙化の一途をたどるなど、攻撃を完全に防ぎきることは難しい状況となってきている。

そのため抜本的な対策として、外部メールにおける添付ファイルは削除するなど無害化を図る仕組みの導入・検討が進むものともなった。「メール無害化 サービス」は、そうしたニーズを受けたもので、悪意のあるコードや危険なサイトへのURLリンクを削除し、無害化された状態で、外部からのメールを安全に受信できるようにする。

「メール無害化 サービス」では、GUARDIANセキュリティサービスセンターにおいて、外部から導入顧客企業・団体へ届いたメールに対し、ウイルスチェック、ホワイトリスト機能（無害化除外設定）、添付ファイルの削除・HTMLメールテキスト化・URLリンクの除去といった無害化機能、元メールデータの管理機能を適用し、サービス提供する。

必要に応じ、元メールの内容をチェックしたい場合には、Web管理画面からリクエストし、管理機能を用いることで、閲覧やダウンロード・配送・転送といった各種操作が行える。

キヤノンITSでは、製品版の正式リリースに先駆け、先行評価版の無償提供を開始しており、9月30日までに申し込めば、10月14日までの間の2週間、先行評価版「メール無害化 サービス」を無料で試用できる。1社あたり評価アカウントは10アカウントまで。なおこの先行評価版では、ホワイトリスト機能は提供されない。

（画像はプレスリリースより）




キヤノンITソリューションズ株式会社　プレスリリース
https://www.canon-its.co.jp/news/detail/20160707

「メール無害化 サービス」先行評価版　申し込みページ
https://www.canon-its.co.jp/news/detail/?id=5561