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2024年03月28日(木)
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自然言語と数式を融合!全く新しいAIシステム「LAND」

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自然言語と数式を融合!全く新しいAIシステム「LAND」

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NICT発ベンチャーのシミュラティオが提供を開始
国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)発のITベンチャー企業である株式会社シミュラティオは6月29日、自然言語と数式の融合を可能とし、より文章の深い内容や意味に基づく推論や計算を実行して、正確なフィードバックが行えるものとした、独自開発の人工知能システム「LAND(Logic and Arithmetic Network Database)」をリリースした。

「LAND」は、自然言語による文章中の論理的な意味や数式、またプログラムの中にあるアルゴリズム構造を、生物における脳の分子的メカニズムをベースに設計した、新しいネットワーク型の知識表現形式で統一的に表現する。

このネットワークデータベースには、多数のトークンによる局所分散処理を実行するものとなっており、推論および計算の正確さを向上させ、未知の関係性も特定できるようにしていく学習機能も備わっている。

こうした特徴により「LAND」は、従来のデータマイニング手法やテキストマイニング手法では対応しきれなかった課題領域でとくに力を発揮するという。

具体的には、製造業やサービス業などで高まっている、膨大な文章データに対する正確な推論・判断提示へのニーズを満たしたり、内容の深部まで考慮したセマンティック・オントロジーの構築や、技術情報検索を可能にし、ビッグデータ対応に活用させたりすることができるとされる。

LAND
LAND
自由回答も論理的文書も数式・アルゴリズムもお任せ!
「LAND」は、従来のテキストマイニングが実行する単語統計解析など、簡単なコメントの分析はできても、高度な文書の意味を正確に把握できない処理とは異なり、言語的な表現やグラフから数式や論理を抽出、統合化し、ネットワーク型のデータベースを構築する処理手法で、より論理性を持った文書まで、幅広く正確な解釈を行うことができる。

最大のポイントは言語的な深い意味(一階述語論理)と数式(アルゴリズム)を融合、統一的に表現する新データベースを採用した点にある。推論においては、矛盾部分の枝刈りとトークン評価の併用で、矛盾許容も可能な推論アルゴリズムを構築、柔軟に対応しながら正確な推論を進めることを可能にした。

論理抽出においては、自然言語の依存構造解析を介し、そのグラフと親和性のあるシンプルなネットワーク構造を用いることにより、高い論理可読性と迅速さを確保。クラウドやネットワーク(P2P)上にトークンを超並列分散することで、高いスケーリング特性が期待できるものともしている。

ほぼすべての既存公開データベースの活用が可能で、データベースも言語非依存型であることから、高い信頼性を担保して幅広いデータをカバー、複雑な因果関係分析や問題の解析を実行し、課題の有効な解決策を見出していくことができるとみられる。

動作環境もOS不問で、「Java 6+」環境があればよい。新時代のAIシステムとして、今後の活用・展開が期待される。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

株式会社シミュラティオによるプレスリリース(ValuePress!)
https://www.value-press.com/pressrelease/164628

「LAND」
http://www.simulatio.jp/land.html

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