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2024年03月29日(金)
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警察とヤマハが連携、「DJポリス」音声をユニバーサルデザインに

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警察とヤマハが連携、「DJポリス」音声をユニバーサルデザインに

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「京都五山送り火」における対応でテスト実施
ヤマハ株式会社は10日、京都府下鴨警察署と連携し、ヤマハの開発した音のユニバーサルデザインか支援システム「おもてなしガイド」を用いた試験的取り組みを開始すると発表した。

まず第1弾の取り組みとして、8月16日に開催が予定されている夏の風物詩「京都五山送り火」における雑踏警備対応で、いわゆる「DJポリス」と連携、その音声を外国人観光客や聴覚障がい者にも分かりやすいかたちで届ける。

「京都五山送り火」では、例年10万人前後の人出があることから、警察は約600人態勢で雑踏の警備にあたるという。とくに今出川通や西大路通の一部は、見物客や車による混雑が激しく、マナー順守や混雑緩和などを目的として呼びかけのアナウンスを行う「DJポリス」が集中的に対応し、街の混乱を防ぐため活動する。

しかし、近年は外国人観光客の増加も著しく、アナウンス内容が適切に伝わらない可能性も高まっていることから、ヤマハと初の連携を行い、多言語化対応などを進めることとした。

おもてなしガイド
アプリで呼びかけをリアルタイムに多言語表示
当日は、京都市左京区の田中下柳町15付近、加茂大橋交番前にある加茂大橋東詰交差点で、雑踏警備にあたる「DJポリス」の呼びかけアナウンス情報を、その内容に連動し、ヤマハのスマートフォン向けアプリ「おもてなしガイド」で多言語表示させる。

表示に対応する言語は、日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語、フランス語、スペイン語の8言語。「おもてなしガイド」を用いれば、マナー順守や混雑緩和のための案内を行う「DJポリス」の日本語音声を、これら8言語の任意の文字でリアルタイムに見て確認することができる。

これにより、アナウンスの内容が聞き取れない、意味が分からないといった理由から生じてしまう混雑被害などを未然に防ぐほか、それに伴うリスクの軽減を図るとしている。

「おもてなしガイド」は、「音のユニバーサルデザイン化」を支援するヤマハ独自のシステム。導入すると、日本語が分からない、音が聞こえづらいまたは聞こえないといった人に対しても、日本語の通常アナウンスを流すだけで、多言語化された音声や文字などの情報を、インターネット環境のないユーザーのスマートフォンに提供することができるようになる。

専用アプリは、App Storeから無料でダウンロードでき、利用料金も無料、対応はiOS 7.0以降となっている。Android版は、現在開発中とのことだ。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ヤマハ株式会社 ニュースリリース
https://www.yamaha.com/ja/news_release/16081002/

「おもてなしガイド」
http://omotenashiguide.jp/

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