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2024年04月20日(土)
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ソフトバンク、低コスト・低消費電力IoTを叶える「LoRaWAN」提供へ

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ソフトバンク、低コスト・低消費電力IoTを叶える「LoRaWAN」提供へ

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LPWAネットワークを活用した新IoTソリューションを発表
ソフトバンク株式会社は12日、IoTデバイス向けの低消費電力で長距離通信を実現するLPWA(Low Power Wide Area)ネットワークを活かしたIoTソリューションをリリースすると発表した。第1弾として、LPWAネットワーク通信技術のひとつ「LoRaWAN」を今年度中にも提供開始とし、デバイスからアプリ、コンサルティングに至るまで、エンド・ツー・エンドでのIoTソリューションの提供を行うとしている。

IoT社会を実現させるには、低コストかつ低消費電力の通信インフラが不可欠だ。「LoRaWAN」は、このIoTで求められる低コスト・低消費電力に加え、長距離通信を実現することができる技術で、従来は無線通信を搭載できなかったさまざまな設備や機器などでも、LPWAネットワークを通じた通信接続が可能になるとされている。

「LoRaWAN」は、現在世界のIoT関連企業391社が加盟する「LoRa Alliance」で仕様策定とエコシステム拡大が推進されているオープンタイプの通信規格。免許不要で利用できる920MHz帯域を用い、数km以上の長距離通信を可能とする。限られた基地局に対し多量のデバイス接続を可能にするほか、1個あたり数百円という安価な通信モジュール、10年以上と見込まれるバッテリーライフの長さといった特長もある。

LoRaWAN
公共施設・インフラから交通、家庭、工場、農場、自然災害対策まで!多彩に広がる活用シーン
ソフトバンクでは、この「LoRaWAN」提供に関し、通信事業者として、キャリア品質のモバイルネットワークオペレーションに加え、3G/LTE・Wi-Fi、固定通信といった総合的ネットワークラインアップも活用することで、顧客ごとのニーズに合った、価値を最大化するかたちでの提供と、IoTソリューションの提供をあわせて進めていくとしている。

サービス活用例として、商業施設やビル、工場、倉庫といった現場でのリモート設備管理・制御、オペレーションの最適化をはじめ、各家庭や学校、病院などでは、ガスや水道、電気などにおけるスマートメーターの自動検針、子どもや高齢者の見守り、公共インフラでは街灯管理や安全のための予知保全、道路・トンネル・線路などの状況監視などが挙げられている。

このほかにも、車両の物流・運行管理、スマートパーキング、田畑や牧場における水質・温湿度・土壌の管理、家畜のトラッキング、さらには山や海、河川での災害対策用途での活用も可能とみられ、生活をより便利に、安全にしてゆくことが期待される。

今後ソフトバンクでは、LPWAネットワークの業界牽引役であるフランスのActility S.A. や、世界最大のEMSメーカーである台湾の鴻海精密工業、LoRa技術を開発し「LoRa Alliance」を設立した米国のSemtech Corporationとも協力し、「LoRaWAN」エコシステムの構築を目指していくとした。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ソフトバンク株式会社 プレスリリース
http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/press/20160912

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