民泊のiVacation、ユニークツアー予約「Voyagin」と提携

株式会社インベスターズクラウドは8日、同社の子会社で民泊事業を展開する株式会社iVacationが、構築を目指す「TATERU ECOSYSTEM」の第4弾として、株式会社Voyaginとの提携を発表した。提携をもとに、民泊向けIoTデバイス「TATERU Phone」に「アクティビティ機能」を追加する。

「TATERI ECOSYSTEM」は、民泊向けIoTデバイスとして提供する「TATERU Phone」を軸に、多彩な複数の企業とパートナーシップを結び、その企業の技術やサービスを活かしながら協業・分業を進めることで、業界の枠を越え、訪日外国人のためのイノベーション基盤構築を目指すもの。

IoTを用いたスマートな民泊から旅行の予約、交通手段の確保、観光、食事、アクティビティと、関連する分野をつないだ、収益構造と利便性の高い基盤形成が構想されている。「TATERU Phone」に搭載されているBeacon機能を活かし、地域社会とユーザーのデジタルコミュニケーションを支援することも含まれており、今後のさらなる展開が注目されるところとなっている。

新たに提携するVoyaginは、観光やオプショナルツアー、現地の人との交流を含んだユニークなツアーが予約できるフリーマーケットスタイルのサイト「Voyagin」を運営する企業で、上記エコシステムでは、アクティビティ領域に属する。

ガイドブックにあるような表面的観光旅行では満足できない人に、リアルなその地域の体験を提供したいと思う現地の人によって企画された、地域の本当の姿、普通の生活を垣間見ることができるツアーと出会う機会を提供する点が特徴だ。

iVacationの「TATERU Phone」は、民泊宿泊者にレンタル提供するIoTデバイスで、日本を快適に過ごせるようにローカライズされており、スマートな民泊を実現するため、チェックイン・チェックアウトの簡単手続き機能や、スマートフォンアプリで操作できるスマートキー利用、チャット形式による多言語対応コールセンターへの問い合わせ機能などを搭載するもの。

第1弾でエボラブルアジア社と提携し、飛行機や新幹線など移動手段の予約機能を、第2弾ではセブン・セブン・ハーツ社の「iFLYER」との連携でミュージックイベントの情報収集・チケット予約機能を、第3弾でIPPON社「Wanderpass」と連携した、観光スポットで使用できる音声ガイド機能を追加した。

第4弾となる「Voyagin」との連携をもとにした、今回のアクティビティ機能は、日本のオプショナルツアーやレストラン予約、カルチャー体験などの予約が簡単に行える新機能で、多言語対応サービスとして提供される。対応言語は英語、中国語、フランス語、日本語だ。

取り扱われるツアーは、サービス開始時点で全国3,400件超と、日本ならではの観光名所を訪れるツアーや、定番の京都観光ツアーはもちろん、伝統演劇の観覧や伝統文化体験、アウトドア、プライベートガイドによるツアーなど、さまざまなタイプのものが揃っている。

インベスターズクラウド、およびiVacationでは、今後も「TATERU Phone」の機能拡大を進め、民泊宿泊者はもちろん、民泊物件を運用するオーナーにとっても、利便性の高いサービス開発を行っていくとした。

（画像はプレスリリースより）




株式会社インベスターズクラウド　プレスリリース
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