広告を見れば無料で通話できる！「LINE Out Free」

LINE株式会社は16日、固定電話や携帯電話に格安料金で電話をかけることができる「LINE Out」サービスにおいて、新たに動画広告コンテンツを視聴すれば、無料通話が可能となる「LINE Out Free」の提供を開始すると発表した。

「LINE Out」は、旧「LINE電話」のサービスで、IP電話を利用し、コミュニケーションアプリの「LINE」から固定電話や携帯電話、スマートフォンへと電話をかけ、音声通話を行うことができるもの。国内通話はもちろん、国際電話の通話にも利用できる。フリーダイヤルやナビダイヤル、緊急通報番号などへの発信は行えないが、月額基本料は不要で、格安の通話料金のみを負担すればすぐに利用を開始できる。

これまでLINEプリペイドカード、各種クレジットカード、電子マネーにより、金額を前もってチャージする「コールクレジットプラン」か、LINE STOREで電話をかける相手の国・地域、回線種別を選択し「30日プラン」を購入して利用するといった仕組みになっていた。

日本国内の場合、「コールクレジットプラン」で固定電話が毎分3円、携帯電話が毎分14円、「30日プラン」の固定電話のみが毎分2円、固定電話・携帯電話が毎分6円などとなっている。

今回「LINE Out Free」が登場し、「LINE Out」利用時に「LINE Out Free」を選択すると、広告を視聴することを条件に、一定時間であれば無料で電話をかけられるようになった。携帯・固定電話を問わず、LINEを利用していない人とも無料で通話できる。

「LINE Out Free」を利用するには、「LINE」の「その他」画面から「Call」を選択、左上にあるダイアルパッドをタップして、画面に現れる選択画面で「LINE Out Free」にチェックを入れればよい。

この状態で通話を開始すると、まずおすすめ動画として広告コンテンツが流れ、この視聴を完了すると、無料通話が開始できる仕組みとなっている。日本国内はもちろん、米国やカナダ、韓国、中国、メキシコ、英国、インド、香港などにもかけることができる。

この機能による無料通話が可能な時間は、相手の国や地域、固定電話か携帯電話かなどによって異なるが、1回あたり1分～3分。通話途中に「ピー」という音が流れると、それが通話終了20秒前の合図となっており、これを目安に会話を終了させるよう案内されている。

また、利用可能回数の上限は1日5回で、残り回数は通話タブで確認できる。ただし上限に達していない場合でも、視聴できる広告コンテンツがない場合は、一時的に利用できなくなったり、国際通話料金の変動によりサポートの停止、利用時間の制限などが行われたりすることもあるという。

（画像はプレスリリースより）




LINE公式ブログ　該当発表記事（プレスリリース）
http://official-blog.line.me/ja/archives/66735127.html

「LINE Out」
https://line.me/ja/call