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2024年03月28日(木)
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次期MVNOトレンドはローカル化?静岡で新たな試み

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次期MVNOトレンドはローカル化?静岡で新たな試み

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地域の新聞社・放送局が端末、光・モバイル回線、コンテンツを一括提供
株式会社静岡新聞社、静岡放送株式会社(以下、両社を総称し「静岡新聞SBS」)、西日本電信電話株式会社(以下、「NTT西日本」)、NTTコミュニケーションズ株式会社は2月1日、静岡県下に特化した情報提供を軸とする新サービスとして、光コラボレーションサービス「@Sひかり」と、MVNOサービス「@Sモバイル」の提供を開始すると発表した。

地域の情報提供に特化したコンテンツポータルと光回線、モバイル回線のサービスが、そのエリアの新聞社と放送局によってセット提供されるという新たなモデルを提案、展開する。

静岡新聞SBSでは、近年の一般生活者におけるメディア接触の変化、価値観の多様化や細分化、メディアおよびコンテンツにおける技術変化などを背景に、今後も地域に根ざしたメディア企業として価値ある存在であり続けるためには、新たな伝達手段を開拓していかねばならないと考えてきたという。

一方NTT西日本では、映像サービスやインターネットを、HDMい端子付の対応スマートTVで利用できる「光 BOX+」のメディア提供などを通じ、NTTコミュニケーションズではモバイル通信卸サービスを担う企業として事業者への支援を行うことを通じ、それぞれ新たな利用シーンの創出と新規市場開拓を目指している。

こうした各企業の狙いが一致し、今回の提携が実現、住民にとって暮らしに役立つさまざまな地域サービスの入り口となる「地域密着型情報提供プラットフォーム」を確立すべく、新サービスのリリースを決めた。

静岡新聞SBS
新聞記事やニュースの一部を含む地域情報をPCで、TVで、モバイルで!
「@Sひかり」は、静岡県内を対象とする光回線一体型地域情報ポータルサービス。光回線は静岡新聞SBが仮想固定通信事業者(FVNO)となって提供する。NTT西日本の光ファイバー網が利用でき、通信サービスとあわせて地域に特化したコンテンツポータルの提供を受けられるようになる。

戸建て向けは月額3,990円からで、マンション向けは月額2,950円から。専用コンテンツポータルは、PC向けのWebサイトやセットトップボックス「光 BOX+」向けとして用意し、月額600円を追加すれば、リモコン操作によってTV画面でもコンテンツ視聴が行えるものとする。なおこちらの利用料金は3年目以降、月額100円になる。

「@Sモバイル」は、モバイル回線一体型地域情報ポータルサービス。静岡新聞SBがMVNOに参入するかたちでの提供となる。NTTコミュニケーションズがMVNEとして卸の役割を担い、料金プランは月間の容量別で1GB、2GB、4GB、5GB、7GBから選択できる。端末セットとSIMカードのみのいずれかが選べ、SIMカード単体の場合、月額料金はデータプランで890円~1,890円、データおよびSNS対応プランで950円~1,990円、音声通話付プランが1,490円~2,550円となる。

端末セットの音声通話対応プランは、最安の「g06」で月額2,880円から利用可能だ。初年度は1,000円引きの割引が受けられる。このほかの端末としては、「ZenFone 3 Max」、「HUAWEI P9lite」、「arrows M03」が選択可能となっている。

「@Sモバイル」では、独自のホームアプリ「@S簡単スマホ」が提供され、スマート端末初心者でも簡単に活用できるようサポートされ、割安な料金で通話発信ができる機能や初期設定サービスなどが利用できる。セキュリティサービスや大容量のデータ保存が可能なストレージサービスといったオプションサービスの提供も行われる。

「@Sひかり」、「@Sモバイル」、「光 BOX+」のいずれも最低利用期間は24カ月で、これを満たさない解約の場合は違約金が発生する。「@Sひかり」と「@Sモバイル」をセットで契約すると、150円の割引がなされる仕組みもある。

「@Sひかり」や「@Sモバイル」を契約すると、静岡新聞の一部記事や静岡放送のニュース動画の一部といったコンテンツや、県内の催事・グルメを紹介する生活情報の配信を受けられる。静岡新聞を購読している場合、紙面未掲載の地域ニュースや朝夕刊ダイジェスト、紙面と連動した動画、速報、防災情報などを簡単に閲覧することも可能になるという。

今後はさらに静岡県民ユーザーの暮らしに密着し、複合的な基盤となるよう、地域の多様な分野にわたる企業や自治体とも協力し、健康・美容・医療面、学習・教育面、交通面、日々の買い物、エンタメ、金融サービスなどをつないでいきたいともしている。

具体的には、静岡新聞SBS TeamBuddyと連携した防災サービスの拡充や「光 BOX+」とIoT機器を活かした新サービスの提供などが挙げられた。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

株式会社静岡新聞社/静岡放送株式会社/西日本電信電話株式会社/NTTコミュニケーションズ株式会社 プレスリリース
http://www.at-s.com/

「@Sひかり」
http://www.at-s.com/hikari/

「@Sモバイル」
http://www.at-s.com/mobile/index.html

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