IoTに「ヒトのインターネット」を加えた「IoX」ソリューションを！NSSOL

新日鉄住金ソリューションズ株式会社（NSSOL）は12日、デジタルファクトリーとスマートロジスティクスの構築を推進する「IoXソリューション」の提供を開始すると発表した。

「IoXソリューション」とは、いわゆる「モノのインターネット」化を意味する「IoT（Internet of Things）」に、「ヒトのインターネット」を指す「IoH（Internet of Humans）」を加えたものとして、NSSOLが独自に打ち出している考え方の新ソリューション。モノや設備（Things）と人（Humans）によって支えられた製造や流通の現場を対象に、IoTとIoHの仕組みを高度に連携・協調させることで、デジタル化の導入を進め、より安全・安心でスマートな未来の現場業務環境を実現するサポートを行う。

NSSOLでは、ものづくりの現場から生まれたITソリューションパートナーとしての知見を活かし、顧客におけるIoT活用関連事業を推進する「IoXソリューション事業推進部」を、昨年4月1日に設立、「IoXソリューション」の開発と実証実験を進めてきていた。

NSSOLでは、同社のSCE／MES（製造・物流実行系システム）・WMS（物流倉庫システム）・SCM（サプライチェーン管理）・PLM（製品ライフサイクル管理）など、強みとする支援ソリューションで培われた業務知見や、IT関連の最新技術を研究開発する場として機能させている「システム研究開発センター」から生み出され、蓄積されたクラウド、ビッグデータ分析、機械学習、最適化技術、AR・ウェアラブル技術、さらにこれまでのシステムインテクグレーション力など、多岐にわたるリソースを総合することで、「IoX」の導入・活用を検討する顧客に、実現性ある最適なソリューションを提供していけるとしている。

この「IoXソリューション」に関する最新の取り組み状況について、NSSOLでは、1月18日～1月20日に開催される「第1回スマート工場EXPO」で紹介することを決めている。会場は東京ビッグサイト 東京国際展示場 東3ホールで、NSSOLのブースは同ホールの入口前通路右側になる。

ブースでは、「製造・物流現場を支援するIoXソリューション」として、最新のIoHの取り組みを紹介するほか、IoTやIoHで得られる現場データを有効に活用し、新たな価値の創造や課題解決につなげていく多様なソリューションを提示していくという。

具体的には、IoXデータ活用基盤・サービスとして、データ分析統合環境の「DataVeraci@absonne」、AI・機械学習の活用をサポートする専用プラットフォーム「DataRobot」、IoXアプリケーション基盤を出展する。

また、IoXアプリケーションとしては、ウェアラブルとAR技術をベースにスマートな現場作業を実現させる、遠隔作業支援システムの「ARPATIO」や、スマートロジスティクスソリューションとなるピッキング支援・フォークリフト支援のデモ紹介を実施する予定だ。

（画像は新日鉄住金ソリューションズ ホームページより）




新日鉄住金ソリューションズ株式会社　プレスリリース
http://www.nssol.nssmc.com/press/2017/20170112_160000.html

「第1回スマート工場EXPO」　公式サイト
http://www.sma-fac.jp/