静岡放送のTV番組にバーチャルアナ「沢村碧」が降臨！

静岡放送株式会社は3月30日、テキストによるニュース原稿を音声とCGに変換、自動で読み上げを行うバーチャルアナウンサー「沢村碧（さわむらみどり）」をテレビ番組で登場させる、初の実証実験を3月31日に実施すると発表した。静岡放送の夕方情報番組を対象として行っている。

「沢村碧」は、バーチャルアナウンサーを実現する株式会社共同通信デジタルとソニー株式会社によって開発された「ニュースマネージャー」のシステムを活用したもの。テキストで入力されたニュース原稿を、高度な音声対話技術を応用した音声合成により、自然な発話スタイルへと変換、さらにCGで生成されたバーチャルアニメーションのアナウンサーキャラクターへ適用して、まるで人間が読むときのように、表情と連動させながら読み上げさせることができる。

ニュースなどの情報提供コンテンツ向けに特化したアプリケーションとして創出されており、昨年8月には大型街頭ビジョン「ソニービジョン渋谷」でも、17日間にわたる実証実験が行われた。

今回はTV放送として初の実証実験になり、静岡放送の生放送ワイド番組として、月曜～金曜の16:45から放送されている情報番組「イブアイしずおか エンタ」の3月31日放送回で、「沢村碧」が「週末情報コーナー」に登場。同県内で週末に予定されているイベントの紹介を行った。

今回の実証実験では、バーチャルアナウンサーについて、実際の放送における有用性をみるほか、自動読み上げによるニュースコンテンツの伝わり方などを検証、視聴者の反応をもとに今後の展開を考えていくとしている。

静岡放送では将来的に、バーチャルアナウンサー「沢村碧」の同局番組における正式起用を検討しているといい、新たなニュース番組のあり方として注目されている。

（画像はプレスリリースより）




静岡放送株式会社　プレスリリース
http://www.at-s.com/pressrelease/article/detail/344183.html