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2024年04月19日(金)
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日本のものづくりを支える!富士通が「COLMINA」をリリース

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日本のものづくりを支える!富士通が「COLMINA」をリリース

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製造業向けトータルソリューションの“ものづくりデジタルプレイス”提供へ
富士通株式会社は9日、日本の製造業における競争力の強化を支援することを目的とした、ものづくりデジタルプレイス「FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINA(以下、「COLMINA」)」をリリースすると発表した。設計から製造、保守まであらゆる情報をつなぎ、事業プロセス全般にわたるシステムやノウハウの連携、企業間でのサプライチェーン連携などを実現可能とする。

「COLMINA」は、富士通が30年以上にわたり提供してきた製造業向けのソリューションやサービスに加え、ものづくり領域にあるさまざまな情報をつなげるものづくりデジタルプレイスとして、支援サービスがパッケージ化されたもの。「COLMINAサービス」、「COLMINAプラットフォーム」、「COLMINAエッジ」の3つからなる。

「COLMINAサービス」は、設計・製造から運用保守まで、提供するさまざまな業務サービスの総称。富士通が既に提供している製造業向けサービスも含め、150種を順次提供していくという。2017年7月から第1弾として、25種類のサービスを開始する。この中には設計情報管理として3D類似形状検索機能やCADコンバータ、生産準備連携のロボットプログラムおよび作業計画の自動生成機能、生産・製造時における現状や設備稼働状況、工程進捗状況の可視化サービス、段替え最適化が含まれる。

運用保守面では、データの可視化・分析を実行するダッシュボードや画像認識AI、故障予測や製造品質の予測モデル構築サービス、リスク分析と対策のサポートサービス、作業員バイタルチェック、ノウハウの伝承や現場改善の自動反映サポートなどがある。

COLMINA
「COLMINA」上で流通するものづくりノウハウ!ニッポンのイノベーションを促進
「COLMINAプラットフォーム」は、あらゆる企業のものづくり現場と働く人、ものが情報を通じてつながり、新たなサービスを生み出していくための基盤となるもの。「COLMINAサービス」と「COLMINAエッジ」をつなぐ中間部分としても機能する。

多様な設備機器のデータを収集・分析するビッグデータ技術やRRI(ロボット革命イニシアティブ協議会)、IVI(インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ)などの団体と進めてきた活動により定義された標準データフォーマットを実装する予定で、導入企業にはこれらをAPIによって利用可能なものとする。

また富士通のAI技術である「Zinrai」のAPIもここから提供する予定で、製品開発基盤、標準プロファイルといったつながる技術、IoT技術、AI技術といった先端テクノロジーの総合基盤となる見込みだ。

「COLMINAエッジ」は、さまざまな設備機器のデータを収集し、最適なデータフォーマットの変換処理を実行、「COLMINA」上にある各種サービスとのデータ連携を可能とする機能。機器連携には、他社が提供するエッジ・プラットフォームと連携するための仕組み提供を行う。

こうした仕組みにより、サプライチェーン全体での設計から生産までにおける情報をシームレスにつなぎ、ものづくり領域のデジタル革新を強力に支援、サイバー空間と現実社会が高度に融合する「超スマート社会Society5.0」の実現を支えていくとしている。

富士通では今後、工場自動化に向けたコンサルティングサービスや、人材発掘、企業同士のマッチングサービスなどの提供も予定しており、社会全体のイノベーションを促進する協業や共創支援を進めていくという。

ベンチャー企業などが「COLMINA」上でサービスを展開できる開発環境の提供も行い、単純なソリューション・サービスの提供にとどまらず、「COLMINA」上でさまざまなノウハウやナレッジが活発に流通するデジタルプレイスへと成長させていくともしている。

販売価格は個別見積もりで、富士通では2020年度、「COLMINA」関連ビジネスでの売上2,000億円達成を目指していく。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

富士通株式会社 プレスリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/05/9.html

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