フリービット、クラウド上に専用スパコンを構築できるサービスを発表

フリービット株式会社は30日、「XTREME DNA」を手がけるエクストリームデザイン株式会社と協業し、クラウド型のスーパーコンピューティングサービス「freebit cloud HANABI（Virtual Super Computing）」の提供を7月より開始すると発表した。リリースに先立ち、30社限定の無料トライアルユーザー募集もスタートさせている。

「freebit cloud HANABI（Virtual Super Computing）」は、パブリッククラウドの「Microsoft Azure」上で、ユーザー専用の仮想スーパーコンピュータを構築、スーパーコンピューティングに最適化された環境をGUIの簡単操作で自動作成するほか、最適な運用支援、使用後のシステム消去まですべてを自動化、パッケージングすることで、専門知識がないユーザーでもスーパーコンピュータの恩恵が受けられるようにしたもの。好きなときに好きなだけ利用でき、効率的な活用で、構築・運用コストの大幅削減も実現される。

ユーザー環境からのセキュアな接続とデータ連携に関しては、フリービットの有するインフラ基盤やコロケーションを活用でき、安価に接続できるVPNゲートウェイへの接続、既存ネットワークの持ち込み、IoTで利用するSIMを用いたモバイル通信の完全閉域接続、ハウジング環境への物理的なデバイス持ち込みまで、幅広くサポートできるとしている。

協業するエクストリームデザインの「XTREME DNA」は、Microsoft Azureに対応するクラウド型のHPC構築運用無人自動化サービスとなっており、今回発表された「freebit cloud HANABI（Virtual Super Computing）」のエンジンには、そのコア技術がとり入れられている。

これにより、クラウドサブスクリプション、アプリケーションライセンス、クラウドスパコンデザインパターンもしくは「XTREME DNA」のおすすめクラウドスパコンデザインパターンの構築・管理からシステムの運用監視、クラウドスパコンのデプロイパターン、OSミドルウェアユーザー作成・アプリケーションの自動化レシピにクラウド選定といった効果的な利用のための動的構成提案まで、全プロセスを自動化、約10分ですぐに利用できるHPCシステムをクラウド上にデプロイできるものとなった。

無料トライアルユーザーの募集期間は2017年6月30日まで。AIやCAE、CGレンダリング、産学の研究開発、IoT、Fintechなど、高性能マシンによる高度な演算機能を必要とする分野で、このサービスを利用したいと考える自治体・企業・教育機関などが対象となる。申し込みは公式Webサイトから可能で、30社（団体）を超える応募があった場合には、抽選になる。

（画像はプレスリリースより）




フリービット株式会社　プレスリリース
http://freebit.com/press/pr2017/20170530.html

無料トライアル申し込み専用サイト
https://cloud.freebit.com/hanabi/