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2024年04月19日(金)
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NTTやトヨタら、コネクティッドカーBD向け基盤づくりのコンソーシアムを創設

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NTTやトヨタら、コネクティッドカーBD向け基盤づくりのコンソーシアムを創設

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未来のスマートコネクティッドカー・インフラ基盤の構築を目指して
インテル コーポレーション、エリクソン、株式会社デンソー、トヨタ自動車株式会社、株式会社トヨタIT開発センター、日本電信電話株式会社、株式会社NTTドコモは10日、自動車ビッグデータ向けネットワーク基盤とコンピューティング基盤の構築を目指す「Automotive Edge Computing Consortium(オートモーティブ・エッジ・コンピューティング・コンソーシアム)」の創設に向け、活動を開始すると発表した。

同コンソーシアムを設置することにより、インテリジェントな車両制御やリアルタイムデータを活用したマップの作成、クラウド・コンピューティングによる運転支援など、これからの交通を支える“コネクティッドカー”の実現において、必要とされるさまざまなサービスの基盤づくりを推進していく方針だ。

インターネットへの常時接続機能を有したコネクティッドカーは、自動車そのものの快適性やさらなる安全性の向上を実現、新たな価値を創出するものとして、近年自動車メーカーを中心とする各社が開発に鎬を削っている。

しかし実際に運用が開始されると、コネクティッドカーとクラウド・コンピューティングの間で送受信されるデータ量はきわめて膨大なものになることが予測され、2025年には現在の約1万倍にあたる、1カ月あたり10エクサバイトといった量になると見込まれている。

そのため安定的な運用には、分散型のネットワークや、膨大なビッグデータの処理が可能な大容量の計算リソース、ストレージを有する新しいシステムアーキテクチャが必要不可欠となる。あわせてこうしたアーキテクチャは、地域とグローバルでの連携が必要であり、国際的な基準に対応するものでなくてはならない。

AutomotiveEdgeComputingConsortium
効率的システムやネットワークの構成技術・処理技術の研究を推進
「Automotive Edge Computing Consortium」は、こうした状況を踏まえて創設することが決まったもので、参加メンバーらは、エッジ・コンピューティングや、より効率のよいネットワーク構成技術などを活用し、自動車とクラウド間でやりとりするビッグデータの大容量通信と計算処理の領域で研究開発を進めていくことを予定している。

また、主に自動車への搭載を想定した、モバイルデバイスの新たな利用法・利用シーンの開発とその要件に関する定義づけを行い、関連標準化団体、業界コンソーシアム、ソリューションプロバイダとの連携に活用、実用化への基盤を整備していくという。

さらに、最も効率的で実用に耐える、分散・階層型コンピューティングの研究も推進するとし、本格的な将来の交通インフラ整備を見据えた取り組みを開始していくとしている。

なお現時点では、発表の7社が創設メンバーとして参加するものとなっているが、今後数カ月間にわたり、グローバルに参加企業や研究機関を募り、コンソーシアムを拡大していく方針であることも発表された。

(画像はNTTグループ 公式サイトより)


外部リンク

インテル コーポレーション/エリクソン/株式会社デンソー/トヨタ自動車株式会社/株式会社トヨタIT開発センター/日本電信電話株式会社/株式会社NTTドコモ ニュースリリース
http://www.ntt.co.jp/news2017/1708/170810a.html

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