ネットベンチャーニュース
2024年03月29日(金)
 ネットベンチャーニュース

1枚のSIMが国内外で使える!世界初の「マルチプロファイルSIM」

国内WEB
海外WEB
新着30件






























1枚のSIMが国内外で使える!世界初の「マルチプロファイルSIM」

このエントリーをはてなブックマークに追加
国境を気にすることなく使えるサービスの実現へ!
株式会社NTTドコモは28日、オランダに本拠地を置くジェムアルトの技術協力を受け、通信サービス利用時に必要となる電話番号や契約内容などの加入者情報(プロファイル)を、1枚のSIMに複数社分格納し、差し替えを行わなくとも、渡航先の国や地域に応じてプロファイルを切り替えて使える「マルチプロファイルSIM」を開発したと発表した。こうしたSIM製品は、世界でも初のものになるという。

これまで海外駐在や留学などで、頻繁に国境を越えて移動、海外に長期滞在するユーザーは、音声通話やデータ通信などのサービスを利用するために、現地の通信事業者が提供するSIMにその都度差し替えたり、レンタルした別のスマートフォン端末に持ち替えたりしなければならなかった。

だが「マルチプロファイルSIM」ならば、渡航先でNTTドコモと提携する通信事業者と契約している場合、1枚のSIMで渡航先においてはその事業者の通信サービスを、日本国内ではNTTドコモの通信サービスを、スマートフォンやタブレットに差したままシームレスに利用できるようになる。

出国ぎりぎりまでの間や一時帰国時なども安定して通信サービスが使え、家族や親しい人と連絡を取ったり、ネットに接続して必要な情報を入手したりといったことがしやすくなり、より利便性が向上すると見込まれる。

マルチプロファイルSIM
実証実験の実施も決定、早期の実用化を目指す
今回発表された「マルチプロファイルSIM」には、接続に必要な各キャリアのプロファイルを、あらかじめ1枚のSIMに複数格納し、滞在国や地域を検出、切り替えて自動適用するSIMアプリケーション(アプレット)が実装されている。ジェムアルトの技術ノウハウを生かした高いセキュリティ性も付与されていることから、安心して使えるという。

渡航先の国や地域に滞在している途中、NTTドコモの電話番号で音声発信したい場合は、手動でプロファイルを切り替えて利用することも可能だ。この自動/手動の切り替えをいずれも可能とすることで、利用シーン・ニーズに応じた柔軟なサービスの提供を実現させる。

NTTドコモとジェムアルトでは、昨年2月からアジア・太平洋地域を中心にドコモを含む9社が加盟する携帯電話事業者アライアンス「コネクサス・モバイル・アライアンス」において、この「マルチプロファイルSIM」の技術検証を進めてきていた。今回、プロファイル切り替え機能の安定性が確認できたことから、正式に発表し、実証実験を実施することを決めたとしている。

実証実験は、タイのTrueMove Hと、ベトナムのVNPTを提携先通信事業者として、2017年12月1日~2018年3月30日に実施する。両国に支店や工場などを保有し、駐在・出張などがある法人顧客へと合計100回線、「マルチプロファイルSIM」を提供し、現地での社内システムへのリモートアクセスや、業務利用における使用感、ネットワーク品質などをチェックしてもらう。

その後は実験を通じたフィードバックを受け、実用性を確認したうえで、2018年度内の正式サービスリリースを目指す方針としている。NTTドコモでは、引き続き各国パートナー企業との協創を推進し、「マルチプロファイルSIM」の対象国・地域を拡大、どこでも安心・便利につながる環境の実現を目指していくとした。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

株式会社NTTドコモ 報道発表資料(プレスリリース)
https://www.nttdocomo.co.jp/

Amazon.co.jp : マルチプロファイルSIM に関連する商品
  • エイターリンク、空間伝送型ワイヤレス給電ソリューション「AirPlug」の一般発売開始へ(3月25日)
  • 薄型フィルムで触感を共有、未来の体験のカタチ(3月16日)
  • Uber Eats、都内でロボットによる配送開始へ(2月23日)
  • 手元にマイナンバーカードが無くともdアカウントの本人確認が可能に(2月19日)
  • 災害時避難要支援者をサポートするサービスがリリース(2月19日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->