SkypeやTwitter、Facebookなどの専用アプリ搭載
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、年内に国内発売を予定している新型携帯ゲーム端末「PlayStation Vita(PS Vita)」において、コミュニケーション関連の人気インターネットサービスを利用できる専用アプリを用意することが分かった。17日に追加されたプレスリリースを通じて発表されている。
具体的には、ネット通話ソフトのSkype、ミニブログ形式のソーシャルネットワークサービスTwitter、さらにFacbook、ジオメディアのfoursquareの4種類。各サービスの専用アプリは、同社のコンテンツ配信サービスPlayStation Storeから直接本体にダウンロードできる。もちろん無料だ。
ダウンロードすれば、ユーザーはホーム画面にある各アプリのアイコンを選ぶだけで、Webブラウザを立ち上げなくても各サービスを利用することができる。画面最適化がはかられているから、使い心地も快適だ。各サービスで共有した写真や動画などもそのまま閲覧できるという。
ゲーム機にとどまらない多機能端末として
ゲーム機としてプレイするだけでなく、外出先でFacebookやTwitterの交流ができるほか、foursquareで店舗にチェックインしてコメントをしたり、“Badge”を集めたり、ポイントをためたりといったサービスも利用できる。Skypeでの無料音声通話では、PS Vita本体にマイクとスピーカーが内蔵されているから、他にアイテムを用意することなく、簡単に使える。
6月の製品発表時、無線LANに加えて3G回線にも対応していることから、スマートフォンをも思わせると注目を集めた本機種。こうしたインターネットコミュニケーション機能への対応強化が判明し、なおいっそうゲーム機にとどまらない多機能端末としての性格が見えてきた。
ちなみにPSシリーズは、先日各種の値下げと欧州向けの廉価版投入を明らかにするなど、年末商戦を見据え、価格面でも攻めはじめている。3万円を切ったPS Vitaの売上にも影響はあるのか、この点も注目されるところだ。
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