CSS利用の開発ツール「Bootstrap」
米Twitterは現地時間19日、CSS利用のWebアプリフロントエンド開発ツール「Bootstrap」を無料公開した。Apache License, Version 2.0のもとGithubで提供されている。
もともとBootstrapはTwitter社における内部の開発者が、不統一なライブラリを利用することで生じてしまっていた問題を解消する目的で立ち上げられたものだそうだ。そのシステムを数か月間かけて改良し、今回の一般向けリリースにこぎつけたという。
開発者らとの関係改善に努める一環か?
この開発ツールは、CSSやHTMLの最新ブラウザ技術を採用。ユーザーが開発者として利用すれば、文字のフォント、フォーム、ボタン、ナビゲーション、表組みなどがごく簡単に作成できるようになっているという。
利用者を広げているTwitterだが、人気アプリの機能を公式ツールとして取り込んでしまうなど、その行動には一部サードパーティーの間で批判も高まっていた。そのためもあってか、7月11日には開発者をサポートする開発者サイトを設置したり、8月15日には画像アップロードAPIの提供をはじめるなど、関係改善に努めている向きが読み取れる。
Twitter社によると、7月時点での開発者数は75万人以上、アプリは100万本を突破しているというから、この関係改善はサービスを継続していくなかで非常に重要なものだ。今回の「Bootstrap」無料公開も、おそらくこの流れの一環にあるものと思われる。
GithubTwitterTwitter Developers