「2ちゃんねる」が転職・就職の際の参考サイトNo.1に！？　シエンプレがアンケート調査

シエンプレ株式会社が、1日、企業にとっては気になるアンケート結果を公表した（※）。アンケートの対象は、転職・就職の際にネット検索をした有職者（500名）で、

などについて質問している。

これに対し、「掲示板を参考にしたか？」については、57.6％が「はい」と回答。そのうち、実に66.7％が「2ちゃんねる」を参考にしたと答えている。

[photo by The Daring Librarian]

「2ちゃんねる」に続くのが「転職会議」（35.4％）で、数字の差もさることながら、「転職会議」が転職専門のクチコミサイトであることを考えると、「2ちゃんねる」の突出ぶりはかなり特異であると思われる。

この結果に検索の際の「セカンドキーワード」を合わせると、企業には頭の痛い問題が浮かび上がって来る。「セカンドキーワード」には、

などが上がっており、シエンプレは、

と指摘、転職・就職の際のネットを利用した情報収集が、企業の採用活動にマイナスの影響を及ぼす可能性を指摘している。

また、ネット上で悪評を見つけた際に、「それを信用するか」という質問もなされているが、これに対しては51.2％が「まあ信用する」と答えている。

匿名性が高く、真偽が必ずしも定かではないネット上の書き込みを、自身の大事な行動の指針としてしまうことには危うさを感じるが、「情報収集は掲示板」という傾向は定着しつつあるのかもしれない。


※アンケートは、企業の風評被害対策などを行う「シエンプレ株式会社」と、人材採用に関するマーケティングリサーチなどを行う「株式会社メディアインタラクティブ」が共同で行ったもの。



シエンプレ株式会社 ニュースリリース
就職・転職時に参考にしたサイト1位「２ch」- 有職者500名にアンケート調査