携帯電話「Kin ONEm」
米Microsoft社から携帯電話「Kin ONEm」が発売された。キャリヤは米Verizon Wireless社。機能、外観は前のモデル「Kin One」とほぼ同じ。
本体価格は2年間Verizon Wireless社と契約する条件で19.99ドル(約1600円)、本体のみの購入で119.99ドル(約9600円)。価格は前のモデルに比べかなり安くなった。
Verizon Wireless社の利用料金については、通常の3Gデータプランは1MB使用につき1.99ドル(約160円)の課金制、使い放題の定額制3Gデータプランは月29.99ドル(約2700円)となっている。
「Kinシリーズ」の最新モデル
Microsoft社の携帯電話は「Kinシリーズ」と呼ばれている。米国ではこれまで携帯電話「Kin One」と「Kin Two」が登場した。
「Kin One」と「Kin Two」はスマートフォンではない。今回発表された「Kin ONEm」はこの「Kinシリーズ」の最新モデル。「Kin ONEm」もスマートフォンではない。また今月には「Kin TWOm」が登場する予定だという。
この「Kinシリーズ」が市場にはじめて登場したのは2010年6月30日。最初の「Kinシリーズ」が市場に出まわったのはわずか48日間、販売台数は9,000台未満だった。
「Kin Studio」はVerizon社のクラウドサービス。これは写真、動画のストレージサービス、Microsoft社のサーバを使えるサービス。ストレージサービスは容量無制限。Microsoft社の携帯電話「Kinシリーズ」のユーザは無料で利用が可能。
2010年12月中旬、Verizon社は顧客にこの「Kin Studio」を2011年1月31日に閉鎖するとの通知をメールで送信した。
これらの動きを見ると、なぜVerizon社は新しく「Kinシリーズ」を発表するのか疑問に思える。Verizon社はどう考えているのだろうか。
以下、米PC系サイトPCMag.comに掲載されたVerizon社スポークスマンのコメント。
Verizon社スポークスマン
今回のKin ONEmの発表は、従来のKinシリーズの携帯電話に愛着があり、かつデータプランなしでインターネットが使えるモデルを求めるユーザに応えたもの。

Microsoft Kin ONEm (PCMag.com)
http://www.pcmag.com/article2/0,2817,2374573,00.asp