TwitterもFacebookもなくても…
中国で、
マイクロブログ(
Twitterのようなごく短いブログ)のアカウント数が
2億を超えた。5月4日、シンガポールの中国語新聞「
聯合早報」の報道で判明した。
中国では、
Twitterや
Facebookは、ネット検閲によって
遮断されている。しかし、中国「国産」のソーシャルサービスは急速に成長。
2億アカウントという数は、
4億5000万人とも言われる中国のネットユーザーの
約40%に相当。
マイクロブログの浸透具合がうかがわれる(たとえば、中国版マイクロブログのひとつ「
微博」には、昨年10月の時点で、
1億2500万人のユーザーが登録している)。
友達同士の「つぶやき」とは少し異なる使われ方
ただ、おもしろいのは、
Twitterと
中国のマイクロブログを比べると、その
役割に違いがあること。
Twitterは、ごく私的な、身近なコミュニケーションのツールとして機能しているのに対し、
中国では、社会的な事件などが報じられ、人々の注目を集めるため使われる傾向があるという。つまり、友人同士の簡単な会話というより、
より公共性の強いツールとして機能していると言えるだろう。
実際、政府もそのような現状を認識しており、政府機関のアカウントは
1708、官僚系のアカウントは
720あるという(今年3月20日現在)。同じネットツールでも、その使われ方はさまざまだ。

中国ニュース通信社
成長続ける中国マイクロブログ、2億アカウントを突破―SP華字紙ITmediaニュース
Twitter遮断の中国でミニブログ「微博」拡大 言論動かす「ペン」に