楽譜を撮影すれば瞬時に演奏するiPhoneアプリ登場
ピアノ老舗メーカー、河合楽器製作所が22日、楽譜をカメラで撮影するだけで瞬時にその曲を演奏するというiPhone用アプリ「楽譜カメラ」を発売した。App Storeで購入可能で、価格は350円だ。これなら楽譜が読めなくても、すぐにその場でアプリが演奏してくれる。
使い方は簡単だ。楽譜にiPhoneのカメラを向けて撮影する。すると、「リアルタイム楽譜認識エンジン」が自動的に五線と音符を認識、画面に触れればすぐに演奏してくれる。「TAP」ボタンをおさえて一音ずつじっくりと音を聴いたり、音符の下を指でなぞることで、繰り返し再生したり、逆再生で聴いたりすることも可能だ。
幅広い楽譜に対応!楽器等練習にも便利
印刷された楽譜はもちろんのこと、手書きの楽譜や多少の明暗、しわや汚れのある楽譜でも、かなりの精度で認識ができるという。仮に間違った認識をしてしまっても、手動で音符や臨時記号の修正が可能だ。演奏音は6種類のシンセサイザー音から選べるという。
さらに音の高さを変更できるトランスポーズにも対応。トランペットやサックスなど移調楽器(基となる音高が楽譜表記と実際で異なる楽器)の練習でも使える。また、和音から自分のパートの音だけをひろいだして認識し、保存させることも可能になっている。楽器演奏やコーラスの練習に幅広く利用できそうだ。
河合楽器