Skypeと広告独占販売パートナーに
株式会社電通は、19日、Skypeと、その日本国内におけるディスプレイ広告の独占販売パートナーとなる契約を締結したことを発表した。これで電通が広告主に対し、国内で利用されるSSkype for Windows(バージョン5.1以上)内のSkype Homeタブに表示されるディスプレイ広告の販売を行っていくこととなった。
Skypeは世界で見ると、1か月に平均1億7000万人ものユーザーが、国内外を問わず通話利用している。ピーク時には3000万人のユーザーが同時に使用することもあるという巨大プラットフォームだ。SkypeユーザーはSkype Home画面上で長時間過ごす傾向にあり、その時間は平均2時間ともいわれている。(Nielsen NetView Japan 2011.5調べ)
それだけに、ここに広告をはる意味は非常に大きく、そのディスプレイ広告の独占販売を行うこととなった電通は、非常に大きな権利をもったといえるだろう。
豊かでインタラクティブな広告へ
Skypeのディスプレイ広告は、Skype for Windowsを起動すると、Skype Home上にデフォルトで(=ユーザーのアクションなしに)表示される。クリックすると、広告は倍の大きさに広がり、Closeボタンでもとの大きさにもどるしくみだ。
興味をもち、クリックしたユーザーには、その大きなスペースを活用して、より豊かでインタラクティブな内容を伝えることができる。より詳細な情報提供のために、通常のバナー広告同様、広告主のサイトへリンクも可能だ。
また、広告主のメッセージが、多くの広告のなかに埋もれてしまうということがないよう、掲載広告主は1日に1社限定としている。広告を表示したくない場合は、ユーザーが「広告を隠す」ボタンを押せば、非表示にすることができ、もちろん再表示させることもできる。
広告のネットにおける比率が増していく一方にある今日、このSkypeにおける広告もまた、大きな意味をもつ広告になるだろう。

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