自動振り分けの判断理由を表示
Googleは現地時間20日、同社が提供するWebメールサービスのGmailで、迷惑メールとして、フォルダに自動的に振り分けられたメールにつき、その判断の理由を示す機能を追加したことを発表した。
Gmailでは、受信したメールが迷惑メールの疑いがある場合、受信ボックスとは別の、迷惑メールのフォルダに自動的に分類するが、今回の機能追加で、迷惑メールとされたメールには、送信者名の下にその判断理由がボックス表示されるようになった。
安全な利用へと導くガイドとしても
理由としては、「送信者情報が変更されている可能性がある」といったものや「Googleの迷惑メールフィルターによって検出されたメッセージに酷似している」といったもの、また、フィッシング詐欺の疑いがあるもの、ユーザー自身が過去に迷惑メールであるとした送信者と同じ送信者からのメールである、といったものがあり、それぞれ具体的に表示されるという。
ボックス内では、概要の表示を行い、慎重な操作を促すほか、さらに詳細な解説ページへのリンクも用意し、ユーザーが安全に利用できるよう工夫されている。Googleでは、この機能は、詐欺や有害なメッセージについて、必要な情報をユーザーが学び、被害に遭わないようにするための手助けにもなるとしている。

Official Gmail Blog
http://gmailblog.blogspot.jp/2012/03/learn-why-message-ended-up-in-your-spam.html