不正アクセスで流出
ソフトバンクグループでソフトウェアのダウンロードサービスを扱うVector(ベクター)が22日、同社のサーバーから最大26万件を超える利用者の個人情報が流出した可能性があることを明らかにした。
外部からの不正アクセスによる被害で、流出したとみられるのは、ソフトウェアダウンロードサイト「Vector」からソフトウェアを購入した顧客およびオンラインゲームの利用者の個人情報。名前やメールアドレスのほか、クレジットカード番号なども含まれる可能性があるという。
現時点の悪用被害届はないものの注意を
22日夜の現時点では、該当する情報が悪用されたとみられる被害の届け出はないものの、利用したことのあるユーザーは注意が必要だ。
Vectorによると、21日の午前2時半頃に一部サーバーでの異常を発見。システム担当が詳細調査したところ、19日の午後8時55分頃から21日午前0時すぎにかけて、計4回の不正アクセスの痕跡が見つかったという。
詳細や原因は依然調査中だが、不正アクセスのあったサーバーには平成20年2月から現在までの利用者の個人情報が最大26万1161件蓄積されていたといい、このすべてが流出した可能性がある。クレジットカード情報も含まれるという深刻な個人情報流出、全容の解明が待たれる。

Vector
http://www.vector.co.jp/