ウルトラブック「VAIO T」
ソニーが4日、パーソナルコンピューター「VAIO」の夏モデルを発表、9日から順次発売を開始していくと明らかにした。全6シリーズ20機種のラインナップとなっているが、とくに注目されるのは、同社初のウルトラブックが含まれている点だ。
ウルトラブックはインテルが推進する、ノートパソコンの新カテゴリー。VAIOでは「VAIO Tシリーズ」として展開される。アルミニウムを用いたフルフラットの、約17.8mm薄型デザインで、ヘアライン加工が施され、側面に丸みがもたされているため、バッグなどへの収納性も高く、剛性にも優れている。スマートなデザインで、自在に持ち運べ便利に使えるだろう。
液晶は13.3型ワイドと11.6型ワイドの2種類が用意されている。本体重量はそれぞれ1.6kg、1.42kgだ。
(プレスリリースより Tシリーズ参考画像)
素早い作業性と充実の端子
いずれも「Rapid Wake+Eco」を搭載し、外出先でも液晶を開くだけで素早く作業を再開できる点がポイント。液晶を閉じれば消費電力を低減したスリープモードに自動的に切り替わり、作業状態はそのまま保存される。保存にはソニー独自のデータ保護テクノロジーを採用し、データ喪失のリスクをおさえている。
500GBのHDDと高速起動用の32GBのSSDを搭載しているため、素早いレスポンスを実現しながら、コンテンツの保存容量の充実もかなえた。CPUにはデュアルコアCore i5-3317U(1.70GHz)を採用している。
さらにVGA、HDMI、LANなど豊富な接続端子を設けており、外出先で他の機器へ接続したいときにも便利だ。また、電源オフの状態であっても、ACアダプターに接続していなくても、USBポート経由でスマートフォンなどへ給電することも可能という。
夏モデルとしては、このほかにデザイン性と高い基本性能を備えた「Eシリーズ」、高画質・高音質で3D映像も専用眼鏡なしで楽しめるボードパソコンの「Lシリーズ」などがある。

ソニー プレスリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201206/12-0604/