「クロスメディアコミュニケーション事業」をより一層推進
大日本印刷(DNP)は5月29日、DNPとDNPの子会社で商業印刷物などの企画制作を行うDNPメディアクリエイトの両社が、「クロスメディアコミュニケーション事業」をより一層推進するために、印刷用のDTPデータの制作と同時に、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などで閲覧する電子カタログを効率的に制作・配信できるシステム「ミカタ」を開発したことを発表した。
「ミカタ」とは“カタログの新しい見方” を意味したもので、DNPとDMCは、紙と同時に電子カタログを発行している、もしくは計画している企業に、当システムを提供する。
*画像はニュースリリースより
「リードタイムを1/2に短縮、制作コストを2/3に低減」
「ミカタ」は、紙のカタログをはじめとする販促ツールの文字情報や画像をDTPデータ制作と同時にデータベース化することで、紙と電子の両方のカタログを効率的に制作するもの。各種販促ツールを制作するプロセスで、商品に関連するテキストや画像、動画や音声などコンテンツを適切にデータベース化して管理するためのメタデータを自動生成。そのメタデータをDTPデータ、電子カタログデータの両方に利用できるため、従来の制作フローに比べて、「リードタイムを1/2に短縮、制作コストを2/3に低減」でき、電子カタログの制作効率を大幅に向上させることができるという。
さらに、電子カタログの配信は、DNPのクラウド型サービスを利用するため、企業は個別にサーバーを構築する必要がなく、初期費用を削減することができる。
販売員向けには、電子カタログに掲載している商品を使用した提案書の作成機能や商品の発注業務などの営業支援機能も備え、閲覧履歴に基づいた効果測定・分析にも対応するなど、企業の販売促進活動をトータルにサポートするとしている。

大日本印刷 ニュースリリース
http://www.dnp.co.jp/news/10031107_2482.html