さらに付加価値を強化へ
NTTドコモが11日、タワーレコードを子会社化することを明らかにした。両社は2005年から資本提携し、協業を進めてきたが、今回、NTTドコモが株式を追加取得し、正式に自社子会社とすることを決定したという。
発表された内容によると、今後、既存株主からの譲受を進め、7月中旬には出資比率を50.3%にまで高める予定となっている。音楽・映像ソフト、書籍などの販売を行うタワーレコードを子会社化することで、エンターテインメント部門における付加価値の高いサービスを実現し、顧客基盤の強化を狙う。
成長コマース事業も強化
NTTドコモは現在、とくにモバイルとシナジー効果が高いと思われる、さまざまな分野のサービスと融合を図り、新たな価値の創造、市場の創出を目指し、各アライアンス企業との協業を進めている。
このタワーレコード子会社化も、そうした方針のもとにあるものであり、今後さらに成長が見込まれているコマース事業を強化し、市場への進出を加速させているものといえる。今回における具体的進出展開としては、スマートフォンやタブレット端末向けを中心に、インターネットを通じたCD/DVD販売など物販を進めていくことなどが挙げられている。
NTTドコモでは、「モバイルを核とする総合サービス企業」を目指し、顧客に対してさらに充実したサービスの提供を行っていくとしている。

NTTドコモ 報道発表資料
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2012/06/11_00.html?ref=nr_indexTOWER RECOADS ONLINE
http://tower.jp/