近日発売を告知!
総合オンラインストアのAmazon.co.jpが、26日、同社の電子書籍リーダー専用端末「Kindle」をまもなく日本国内で発売する旨、明らかにした。ストアのトップページおよび「本」のカテゴリトップページにおいて、近日発売の告知を掲載している。
すでにこの告知において、販売開始を知らせる電子メールアドレスの登録受け付けも開始しており、発売スタートは時間の問題のようだ。現時点では、価格やスペック等それ以上の情報は明らかにされていない。
(画像はトップページ掲載の告知より)
いよいよ市場激化も本格化
「Kindle」はAmazon.comが製造・販売を行う電子書籍リーダー端末で、2007年に米国で第1世代の端末が発売されて以来、幅広く受け入れられている。当初はモノクロ画面の端末のみだったが、現在ではカラー液晶を搭載した「Kindle Fire」も登場している。
Amazon.comは、待望されたKindleの日本国内での販売開始時期について、今年中にも発表するとのみ説明していた。告知の登場により、いよいよその時が来たと考えられる。
電子書籍市場、およびその専用リーダー端末に関しては、現在のところ、ソニーが「Reader」を発売し、「Reader Store」でコンテンツ発売を展開している。iPadなどをタブレット端末と分類すれば、国内では、この「Reader」が独占的な状態だ。
ここへ先日、楽天が同社の買収したkoboの端末を活かした、独自端末の投入による電子書籍事業への本格参入を行う方針であることが明らかになった。楽天は7月2日に同事業に関する会見を行うとしている。
AmazonのKindleに先行した動きとみられたが、Amazon側もこの告知発表で動きを加速させていることがうかがえ、一気に市場の激化が進みそうだ。
“世界で最も売れている電子書籍リーダー”端末である「Kindle」。登場と今後の行方に注目が集まる。

Amazon.co.jp
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