電子書籍、厳選シリーズ提供へ
株式会社早川書房が8月10日から、同社の出版するSF、ミステリの古典から、現代の最新話題作まで、厳選した電子書籍シリーズ「ハヤカワSF・ミステリebookセレクション」の配信を開始すると発表した。
これまでにも同社は、「これからの『正義』の話をしよう」(マイケル・サンデル著)などの最新の書籍を電子化して提供し、好評を得てきているが、今回の配信開始は、いよいよ、早川書房といえば、といえる代名詞的ジャンルの、SF・ミステリにおける名作群の電子化をすすめていくプロジェクトのスタートであるという。
8月10日の第1回配信を皮切りとし、8月下旬には第2回配信を実施、以降、月1回毎月下旬に配信を重ね、2013年7月までには300タイトルの配信を実現したいとしている。
リーズナブルに提供される名作・傑作に期待
第1回の配信作品は、10点で、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」(フィリップ・K・ディック)、「華氏451度」「火星年代記(新版)」(レイ・ブラッドベリ)などがあがっている。
また、世界最大のSFシリーズである「ペリー・ローダン」の電子書籍化もスタートさせるといい、シリーズ第1巻から、文庫本1冊に収録された2話を1話ずつに分割し、各250円(税込)と買い求めやすい金額にして販売していくそうだ。
取り扱い電子書籍ストアは、ソニーマーケティングのReader Store、KDDIのLISMO Book Store、楽天kobo、紀伊國屋書店BookWebPlus、honto、BookLive、セブンネットショッピングなどとなっている。

ハヤカワオンライン ニュースリリース
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