アプリ開発管理ツールも機能強化
日本マイクロソフトが13日「Microsoft Visual Studio 2012」を販売開始したと発表した。21日からはパッケージ版の販売も開始させる予定だ。くわえて開発用プラットフォーム「.NET Framework 4.5」も発売を開始するという。
Visual Studio 2012は、最新のOSであるWindows 8やWindows Server 2012から、クラウドプラットフォームであるWindows Azureまで、多様なWindowsプラットフォームやデバイス向けのアプリケーション開発をサポートする統合開発環境となっている。
開発工程だけでなく、開発後の品質管理から運用まで、アプリケーション開発に関するすべての工程をカバーし、高い生産性を生みだすALM(アプリケーション ライフサイクル管理)ツールとして機能強化が行われている。
キャンペーンやイベントも予定
続々と登場する新プラットフォームや、新市場へ対応したWeb開発をサポートできるよう、最新のHTML 5やCSS標準をサポートしたIntelliSense、ページインスペクターによるWebページのデバックなどの新機能を搭載している点が特徴だ。
また、アイコンもシンプル化され、使いやすく無駄のないUIへ変更、コーディング作業の効率化を支援する機能も強化された。アプリケーション開発におけるバグの再現やテスト、レポート作成など、多くの作業も自動化される。
気軽に使い始められるうえ、拡張性も高いため、少人数での開発から、大規模なプロジェクトにまで使用できるという。開発から運用までチーム全員がうまくコラボレーションできるシームレスなワークフローを形成し、アジャイル開発などにおいても、その全体を支援する機能を高めたそうだ。新機能の「ストーリーボーディング」でユーザー要件にあった視覚的な画面設計を行ったり、「チームエクスプローラー」で開発者がコードレビューを要求したりすることが可能となっている。
9月30日までに購入すると、早期購入キャンペーン対象となり、抽選でアジャイル開発向けの書籍がプレゼントされる。応募は10月15日までだ。また、Visual Studioの製品発売イベントも10月4日~5日、渋谷ヒカリエホールで「Developer Camp 2012 Japan Fall」として開催される。

日本マイクロソフト プレスリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/Visual Studio 2012 製品概要
http://www.microsoft.com/visualstudio/jpn/Developer Camp 2012 Japan Fall
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/jj614595