11月から新たに実施予定
大手ネットショッピングサイト「楽天市場」などを運営する楽天が、11月から、この通販サイトにおける商品価格を送料込みでの表示に統一していく方針を固め、明らかにした。8日の朝日新聞が報じた。
楽天市場では、各ショップがサイトに店を出し、販売を行っているモール型を採っており、これまで送料無料や送料込み、送料別など、各店舗が独自に決めて表示を行ってきた。これを送料込み表示に統一していくといい、11月から各出店者に表示要請を行うとしている。
ユーザーに分かりやすく?主眼は手数料増の狙いか
楽天では、支払い対象となる総額が分かりにくいという声があり、そうしたユーザーの要望にこたえたものとしているが、一方で狙いは加盟する出店者からの手数料を増やす点にあるのではともみられる。
楽天では、各店から商品代金の2~6.5%を手数料として徴収しているが、これまでは送料は手数料の算定対象外だった。今後は送料込み表示とすることで、送料部分も算定対象になる仕組みになっている。よって、この部分の手数料収入が増加することになる。
送料は通常、購入者が出店者にいったん支払い、宅配業者へと支払われるものであり、それが楽天への手数料算定対象になる点には、やや疑問も残る。

楽天市場
http://www.rakuten.co.jp/朝日新聞デジタル 該当記事
http://www.asahi.com/business/update/