「webOS」が復活
Hewlett-Packard(HP)が米国時間の9月28日、「webOS」のオープンソースバージョン「Open webOS 1.0」を正式にリリースし、かつてスマートフォン向けOSとして知られたwebOSを復活させた。
同社のチーフアーキテクトを務めるSteve Winston氏が、デモビデオでHPのデスクトップを用い、このOSが動作している様子を紹介している。
今後の動向にも注目
このOpen webOSの開発には、かなり長い時間がかかっており、8月31日に開発者向けのベータ版がリリースされた際も、ブログでそのことを事実上認めていた。正式リリースは9月を予定と言及されており、今回もぎりぎり9月内という目標を果たした格好といえる。
ベータ版ではすでに開発者向けに2つの環境が用意され、1つはデスクトップビルド、もう1つはwebOSを新しいデバイスに移植するための「OpenEmbedded」ビルドとなっていた。
今回のリリースは、Open webOSとして最初のオープンソースバージョンとなり、当初はやや否定的な反応が強かったものの、一定の注目を集めている。このOSがモバイル分野においてどのような影響を与えていくか、今後が注目される。

HP Open webOS
http://www.openwebosproject.org/Open webOS 公式ブログ
http://blog.openwebosproject.org/