現行より3倍速い
「iPhone 5」の登場を機に、がぜん熱い競争市場分野となっている、高速無線通信のLTE。各社が新規参入を開始する中、先行して提供していたNTTドコモは、さらに速いサービスを提供し、速度で勝負をかける。
5日の朝日新聞デジタルが報じたところによれば、NTTドコモは現行よりも3倍速い速度のLTE新サービスを、2013年2月にも提供を開始する予定だという。
現在主流である3G携帯FOMAの速度と比べると、約8倍にもなり、光回線なみの速度が実現することになる。
地方都市から順次拡大
NTTドコモが現在提供しているLTE、「Xi」サービスなどでの通信速度は、ほとんどが毎秒37.5メガビットクラスだが、新たにスタートするLTEサービスでは、光回線と同等の112.5メガビットとなるとされている。
動画を楽しんだり、地図をチェックしたり、大量のデータを取り扱うことがこれまで以上に、ストレスフリーに、快適に行えるようになるだろう。
提供開始は、3大都市圏からではなく、地方都市から順次拡大していく方針といい、現在開始予定地域とされているのは、盛岡市、仙台市、福島県郡山市、新潟市、富山市、金沢市、石川県小松市、福井市、松山市、徳島市、高知市、那覇市となっている。
なお、この新サービスの通信規格は、現在の携帯電話端末では対応しておらず、サービス開始の2013年2月以降に発売される予定の春モデル端末で対応となる。

NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/business/update/1005/